カリモク60「Kチェア」60周年を記念して、3つの「ご当地モノ」を発売:アイデアを公募
カリモク家具は、カリモク60の「Kチェア」発売60周年を記念し、ご当地「Kチェア」を発売する。公募したアイデアの中から選ばれた椅子の特徴とは?
カリモク家具(愛知県東浦町)は、カリモク60(ロクマル)の「Kチェア」発売60周年を記念し、公募していた「47都道府県・ご当地Kチェア」のアイデアから3つを商品化した。8月6日から順次発売する。
同社の木製家具第一号の製品はKチェアの原型モデルで、1962年に発売されており、今年で60周年を迎える。Kチェアは流行に左右されない普遍的なデザインで、今でもファンが多いという。
昨年、47都道府県それぞれのご当地への思いや、特徴を盛り込んだアイデアを一般公募した。集まった115のアイデアと取扱店からの37のアイデア、計152の中から審査を行い、入賞した3つの作品を商品化することにした。
1つ目は神戸の海をイメージし、ブルーとアスファルトのグレーのタータンチェック柄を使用した兵庫の「神戸タータン」。部屋のアクセントにもなり、ブナ材をナチュラルな色で仕上げた木部は、さわやかな印象だ。8月6日から発売する。
2つ目は美作(みまさか)地元のヒノキを使った岡山県の「美作ヒノキ×倉敷帆布」。ヒノキのもつ清らかなイメージとぬくもりを感じる手触りが特徴で、張地には倉敷の帆布を使い、しっかりとしたハリの中にもしなやかな風合いがある。9月に発売予定。
3つ目は沖縄の「八重山みんさー織」で、結婚するときに女性が男性に織って贈った帯をモチーフにしている。5つと4つの市松柄には「いつ(五つ)の世(四つ)までも」という意味が込められ、沖縄の海をイメージした青を配色した。発売は秋から年末を予定している。
商品の価格は、カリモク60の公式Webサイトで紹介するという。
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