ニュース
「就活の面接で“本音”を言えない」大学生の6割、何を聞きたかったのか?:事実と異なる発言
就活サイトを運営するワンキャリアは、「就職活動と学生の本音に関するアンケート」を実施した。
不採用になるかもしれないから、面接時に本音を言えなかった人はどのくらいいるのだろうか。
2023年に卒業予定の大学生に聞いたところ、「本音を言えなかった」「事実と異なる発言をした」と答えたのは62%に達していることが、ワンキャリア(東京都渋谷区)の調査で分かった。「学生は、企業との対話の場であるはずの面接で、本音ではなく、企業が求める回答をしてしまうようだ」(ワンキャリア)
「逆質問」の場で「聞きたいことを聞くことができなかった」学生は37%。「聞きたかったが、聞けなかった内容」を尋ねたところ、「給与」(35%)が最も多く、次いで「福利厚生」(28%)、「入社後のキャリア」(14%)、「仕事内容」(9%)と続いた。「選考中に処遇や待遇について、尋ねることをタブーと感じている学生が多いことがうかがえた」(同社)
インターネットを使った調査で、23年卒の大学生312人が回答した。調査期間は7月6〜24日。
関連記事
- 7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。 - 「オレが若いころは」「マネジメント=管理」と思っている上司が、ダメダメな理由
「オレが若いころは……」「マネジメントとは管理することだ」といったことを言う上司がいるが、こうした人たちは本当にマネジメントができているのだろうか。日本マイクロソフトで業務執行役員を務めた澤円氏は「そうしたマネージャーは、その職を降りたほうがいい」という。なぜかというと……。 - なぜ某カフェチェーンは時給を上げないのか 「安いニッポン」の根本的な原因
アルバイトの応募が少ない――。某カフェチェーンから、このような嘆きの声が聞こえてきた。人口減少の問題もあるだろうが、なぜバイトが集まらないのか。その理由は……。 - 「世界一勤勉」なのに、なぜ日本人の給与は低いのか
OECDの調査によると、日本人の平均年収は韓国人よりも低いという。なぜ日本人の給与は低いのか。筆者の窪田氏は「勤勉さと真面目さ」に原因があるのではないかとみている。どういう意味かというと……。 - 「70歳まで会社にしがみつく人」が結局、会社を弱体化させてしまうワケ
定年を引き上げるニュースが相次いでる。現行の60歳から65歳にする企業が増えてきているわけだが、筆者の窪田氏はこの動きに懸念を抱いている。「長く働くことができていいじゃないか」と思われたかもしれないが……。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.