男性が“就いてよかった”と思う仕事 3位「製造」、2位「医療系専門職」、1位は?(2/2 ページ)
ライズ・スクウェアは、就業経験のある全国の男女に、「就いてよかったと思える仕事に関する意識調査」を行った。男性が就いてよかったと思う仕事1位は「接客・販売」だった。
女性が就いてよかったと思う仕事1位は?
女性が就いてよかったと思う仕事1位は「接客・販売」、2位は「事務」、3位は「教師・講師」、4位は「医療系専門職」、5位は「介護・福祉職」だった。女性でも対人業務の多い職種が上位にランクインする結果となった。
女性1位も「接客・販売」
1位の「接客・販売」と答えた人からは、「職場の年齢層が幅広く、多くの方と関われた。お蕎麦屋さんなので年末年始は忙しく大変だったけど、お客さまの笑顔がうれしかった」(30代)、「ファストフード店のスタッフ。仕事が認められるとどんどん他の仕事も任せてもらえ、給料にも反映されるのでやりがいがあった」(40代)などの声が聞かれた。
2位の「事務」と答えた人からは、「調剤薬局事務。空調の効いた空間で比較的座って仕事できる。初めは簡単な事務から始まり、慣れたらいろんな仕事を任せてもらえるのでやりがいがある」(20代)、「中小企業の一般事務。事務員が少なかったので、細々した仕事を多く兼任していた。そのため仕事の幅が広がり、転職先でも経験を生かせた」(30代)「経理事務。同じことの繰り返しと思われがちだが、学び続けられる。数字から見えてくることが興味深く、すべての帳尻があったときの達成感もある」(40代)などの声があった。
3位の「教師・講師」と答えた人からは、「塾講師。やりがいは生徒の志望校合格の夢を隣でサポートできること。入試後にお礼を言いに来てくれる生徒さん・ご両親を見ると、大きな達成感を得られる」(20代)「教職。子どもたちの成長を身近で感じられる仕事なので、目標達成する姿を見たり、志望校に合格できたりした瞬間にやりがいを感じる」(30代)、「ピアノ講師。教えることが最大の学び」(40代)などの意見が多かった。
ライズ・スクウェアは、「直接『ありがとう』といってもらえて、人や社会の役に立っていると実感できる仕事では、大きなやりがいを感じ、就いてよかったと思う人も多いことが分かった。同時に、『仕事を通じて成長している』と実感できることも、就いてよかったと思うために大切な要素のようだ。今回やりがいがある仕事として挙がった『営業』『教員』『保育士』『介護職』などは、AIに代替されない仕事としても注目されている。これから転職・就職を考える際の参考にしてほしい」とコメントした。
今回の調査は、就業経験のある全国の男女を対象に、インターネットで行った。期間は22年6月17〜18日、有効回答数は500人(男性179人、女性321人)。
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