値上げによって「支出」はどのくらい増えた? 「食料品」が影響:い、痛い
多くの商品が値上げをしているが、家計に最も影響があるモノやサービスは何だろうか。20〜60代の男女に聞いた。
多くの商品が値上げをしているが、家計に最も影響があるモノやサービスは何だろうか。20〜60代の男女に聞いたところ「食料品」(42.1%)と答えた人が最も多いことが、楽天インサイトの調査で分かった。
次いで「水道光熱」(18.5%)、「ガソリン・燃油」(16.9%)、「日用品」(2.9%)と続いた。1位の「食料品」と2位の「水道光熱」では、20ポイント以上の差がつく結果に。
男女・年代別でみると、「食料品」と答えた人の割合はすべての年代で女性が男性を超えた。特に女性30代が55.1%と高く、女性50代(48.6%)、60代(51.5%)でも全体より5ポイント以上高い。一方、男性の20代(31.8%)と40代(31.4%)では、全体を10ポイント以上下回った。
「水道光熱」では男女ともに20代(男性:12.9%、女性:8.8%)と30代(男性:13.0%、女性:12.4%)で、全体と比較して5ポイント以上低かった。
1カ月当たりの家計の支出
モノやサービスの値上げによって、1カ月当たりの家計の支出はどのくらい増えているのだろうか。この質問に対し、平均1万4673円。
家族構成別の平均をみると、トップが「親と子と孫の3世代以上の世帯」で2万563円、次いで「夫婦/パートナー2人だけの世帯」(1万4618円)、「親と子、夫婦/パートナーと親など2世代世帯」(1万4582円)、「単身(1人住まい)世帯」(1万3562円)と続いた。
インターネットを使った調査で、20〜69歳の男女1000人が回答した。調査期間は7月12〜13日。
関連記事
- ちょっと前までブームだったのに、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか
どうやら「高級食パン」のブームが終わるようだ。最近、さまざまなメディアがこのように報じているわけだが、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか。その背景には、2つの理由があって……。 - 「サイゼリヤで満足=貧しい」のか 残念ながら“事実”であるワケ
サイゼリヤ論争が盛り上がっている。『サイゼリヤで満足することは「貧しい」ことなのか?』といったテーマが語られているが、消費者はどのように受け止めているのだろうか。筆者の窪田氏は、一票を投じていて……。 - なぜ「プリウス」はボコボコに叩かれるのか 「暴走老人」のアイコンになる日
またしても、「暴走老人」による犠牲者が出てしまった。二度とこのような悲劇が起きないことを願うばかりだが、筆者の窪田氏は違うことに注目している。「プリウスバッシング」だ。どういう意味かというと……。 - キユーピーの「ゆでたまご」が、なぜ“倍々ゲーム”のように売れているのか
キユーピーが販売している「そのままパクっと食べられる ゆでたまご」が売れている。食べことも、見たことも、聞いたこともない人が多いかもしれないが、データを見る限り、消費者から人気を集めているのだ。なぜ売れているのかというと……。 - 丸亀製麺は“讃岐うどん”の看板を下ろしたほうがいい、これだけの理由
またまた炎上した。丸亀製麺が讃岐うどんの本場・丸亀市と全く関係がないことである。このネタは何度も繰り返しているが、運営元のトリドールホールディングスはどのように考えているのだろうか。筆者の窪田氏は「讃岐うどんの看板を下ろしたほうがいい」という。なぜなら……。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.