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無印店舗ではあまり目立たなかった「泡立てネット」 なぜローソン店舗では売れたのかコンビニへのニーズが変化(1/3 ページ)

ローソンは5月から、ローソン店舗での無印の販売を順次開始している。無印店舗ではあまり目立たなかった“意外な”商品の販売も好調だったという。無印を販売する狙いや売れ行きを聞いた。

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 ローソンは5月から、ローソン店舗での無印良品(以下、無印)商品の販売を順次開始している。2020年6月から実施していた実証実験では、無印の定番商品「不揃い(ふぞろい)バウム」やレトルトカレーのほかに、無印店舗ではあまり目立たなかった“意外な”商品の販売も好調だったという。ローソンの営業推進部の木下剛部長に、無印の商品を販売する狙いや売れ行きを聞いた。

ローソン
無印店舗ではあまり目立たなかった「泡立てネット」 なぜローソン店舗では売れたのか(提供:ローソン、以下同)

ローソンで無印の商品を販売する狙い

 そもそもなぜ、ローソン店舗で無印の商品を販売したのだろうか。木下部長は「ローソンで無印の商品を展開することで、コンビニを生活用品の新たな買い場として確立していく狙いがある」と話す。

 「ローソンは、地域社会の暮らしに新しい便利をお届けできる『マチのほっとステーション』を掲げ、365日ローソンに行けば何でもそろう、ワンストップストアの実現を目指しています。これまでコンビニエンスストアの日用品需要は、外出先で洗顔料を忘れてしまった、しょうゆを買い忘れてしまったなどの『緊急購買』が中心でした。今回無印を販売することによって、日用品需要を『日常購買』へと変化させたいと考えています。無印は根強いファンが多く、たくさんの人に愛されているブランドです。無印のブランド力を借りて新規顧客を獲得すると同時に、身近なコンビニで無印を楽しめる点を訴求し、ローソンを日用品の買い場として確立していきます」(木下部長)

 ローソンでは現在「不揃いバウム」などを含むお菓子類、レトルトカレーなどの加工食品、ボールペンやノートなどの文具、筆記関連、化粧品、衣料品(靴下)など約200アイテムを販売。利用者のニーズを踏まえながら、生活必需品を中心に取扱商品を選定している。価格は、無印とローソン店舗で基本的に同一価格としている。

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