ニュース
小田急、ロマンスカーの特急料金を値上げ 10月1日から:チケットレス特急料金も導入
小田急電鉄は8月15日、全区間を対象に特急ロマンスカーの特急料金を改定すると発表した。平均改定率は22.2%で、新宿−小田原間の料金は910円から1000円となる。10月1日から実施する。
小田急電鉄は8月15日、全区間を対象に特急ロマンスカーの特急料金を改定すると発表した。平均改定率は22.2%で、新宿−小田原間の料金は910円から1000円となる。10月1日から実施する。
同社は値上げの経緯について「2020年度以降の環境変化にともない、車内サービスの見直しやダイヤ変更による効率化などに努めてきたが、ハイグレードな特急専用車両による全席指定制の快適な移動サービスなどを維持するために特急料金の改定を実施する」と説明している。
従来は乗車距離に応じて料金区分を7区分に分割していたが、今回の改定で4区分に変更。新宿−町田間の料金は420円から500円に、新宿−藤沢間は630円から750円になる。
今回の改定に合わせて、「チケットレス特急料金」を新たに導入。MaaSアプリ「EMot」や、EMotオンラインチケット、e-Romancecar、ロマンスカー@クラブのオンラインサービスで購入した電子特急券は、特急料金より全区間一律50円安く設定している。
関連記事
- 小田急、絵がうますぎる駅員さん 駅構内のチョークアートに反響 なぜ始めた?
小田急電鉄の相模大野駅(相模原市南区)に展示されているチョークアートに、多くの人が足を止めて見入っている。四季の風景や、定期運行を終えた特急ロマンスカーなど、精巧な筆致に反響が広がっている。駅係員たちのアイデアから生まれたアート展示は、どんな経緯から始まったのか。 - 使いやすさより可愛さ! 台湾で立体型の交通系ICカードが大ヒットするワケ
改札機にかざすだけで列車に乗れ、店舗での買い物にも使える交通系ICカード。カードだから当然、フラットな形をしているが、お隣の台湾では少し事情が違う。フラットではなく、キャラクターなどをあしらった立体型のカードが主流だ。日本でいま話題のヤクルトや、森永のミルクキャラメルの箱を模したものなど、企業とコラボしたユニークなアイテムがそろう。いったい、なぜ作ったのか。そこには、日本企業にも参考になる、常識を覆すものづくりのアイデアと、確たる販売戦略があった。 - 悪質クレーマーは「排除の対象」と判断を――乗客怒鳴ったJR駅員の対応、弁護士はどう見る?
JR山手線の渋谷駅で、線路に財布を落とした男性が非常停止ボタンを押し、駅係員が激高する様子を映した動画がSNSで拡散し、波紋を呼んだ。身勝手な行動を取る利用客に対して、企業はどう向き合うべきなのか。 - 刺身に電気を流して「アニサキス」撲滅 苦節30年、社長の執念が実った開発秘話
魚介類にひそむ寄生虫「アニサキス」による食中毒被害が増えている。この食中毒を防ぐため、創業以来30年以上に渡り、アニサキスと戦い続けてきた水産加工会社がある。昨年6月、切り身に電気を瞬間的に流してアニサキスを殺虫する画期的な装置を開発した。開発秘話を社長に聞いた。 - KDDI高橋社長の緊急会見 「賞賛」と「炎上」の分かれ道はどこにあったのか
大規模な通信障害を起こした通信大手のKDDI。総務省に早期の情報公開を促されて記者会見を開くなど、初動の遅れに批判が集まった一方で、会見で見せた高橋誠社長の説明にはネットユーザーを中心に評価の声が上がる。KDDIの緊急会見から、企業が教訓として学べることは何なのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.