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小田急、絵がうますぎる駅員さん 駅構内のチョークアートに反響 なぜ始めた?:創意工夫が秘める可能性(1/2 ページ)
小田急電鉄の相模大野駅(相模原市南区)に展示されているチョークアートに、多くの人が足を止めて見入っている。四季の風景や、定期運行を終えた特急ロマンスカーなど、精巧な筆致に反響が広がっている。駅係員たちのアイデアから生まれたアート展示は、どんな経緯から始まったのか。
通勤や通学で多くの人が行き交う駅構内。いま、人々が急ぎの足を止めて見入るアート作品がある。小田急電鉄の相模大野駅(相模原市南区)に展示されているチョークアートだ。四季の風景や、定期運行を終えた特急ロマンスカーなど、精巧な筆致に反響が広がっている。駅係員たちのアイデアから生まれたというアート展示は、どんな狙いから始まったのか。
「クオリティーがすごい」「思わず撮影してしまった」――。SNSには駅で作品を見た利用客らの感想が多く投稿されている。
今年3月に定期運行を終えた特急ロマンスカー「VSE」を描いたチョークアートには、「駅係員がVSEへの想いを込めて描きました」と添え書きがされている。
「あじさい電車」の愛称で親しまれる箱根登山電車を描いた絵には、「彩りある旋律でお待ちしています」と記されている。
これらはすべて、駅係員が描いた作品だ。
小田急電鉄広報・環境部の菅沼信之さんによると、原画は1人の駅係員が描き、色付けは複数の駅係員が勤務時間の合間に交代で行っているという。
コロナで曇る利用客の気持ちを明るくしたい
展示を始めたのは2年前の夏。ホワイトボードアートで江の島を描いたのが始まりだという。「コロナ禍で少しでもお客さまの気持ちが明るくなることを願って展示を始めました」と菅沼さんは話す。
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