AI活用で成果を出すには、大前提「仕事とデータを整える」必要がある──こう話すのは、富士通 執行役員常務の古濱淑子氏だ。同社は、営業組織における個人の「勘や経験」といったスキルを、組織で再利用する仕組み作りに取り組んでいる。
電源開発×東光電気工事×富士製薬工業が語る:
「今のやり方でうまくいっているのに、なぜ変える必要があるのか」──DXを進める企業では、新しいツールや仕組みを現場に導入する際、こうした反応が壁になることがある。AI活用推進も、一部のメンバーに頼っていては、かえって属人化が進んでしまうリスクになることも。
「DX銘柄」に初めて選ばれた三井倉庫ホールディングス。同社はどのような考えのもとで、DXを進めてきたのか。物流業界ならではのDXの難しさや青写真について、上級執行役員・情報システム担当の佐野直人氏に聞いた。
カスタマーサクセス(CS)は、顧客の解約を防ぐためだけのものではない。顧客が本当に求める「成果」をどう捉え、事業成長につなげるのか。日本カスタマーサクセス協会の山田ひさのり氏が示す。
生成AIの普及で、消費者の「商品選び」が変わろうとしている。AIに商品を推薦してもらう時代、企業はどうすれば選ばれるのか。ファンベースの提唱者・佐藤尚之氏が考えを示す。
三菱マテリアルITソリューションズ 板野則弘社長が語る:
「今から僕たち若者に、下積みを10年20年やれっていうことですか」──三菱マテリアルITソリューションズ社長の板野則弘氏は、年次の浅い社員からこう問いかけられたという。AI活用が“当たり前”の若手世代。人材育成について、企業がどのように考えるべきなのか。
製造業において「間接材」の調達プロセス改革に乗り出す大手企業が相次いでいる。“法人版Amazon”とも言える仕入れ・購買管理システム「Amazonビジネス」を導入する3社に、成果や、システムを現場に浸透させるための工夫について聞いた。
社内のマニュアルや過去資料をAIに読み込ませれば、使える「社内Q&A」が作れる――。そう考えてRAG導入を進めた企業で、思わぬ問題が起きている。2つの“しくじり事例”から、その教訓を探る。
現場によって調達ニーズが異なる建設業界では、拠点ごとに購買が分散し、全社の購買状況を把握しにくいといった課題がある。多拠点を有する総合設備業のクラフティア(福岡市)と総合建設業の大本組(東京都港区)はどのような取り組みを進めているのか。
変わる『現場リーダー』の条件――ネオ・ブルーカラーの衝撃:
愛知県小牧市の自動車部品メーカー、オーテックでは、工場一筋のベテラン社員が、AIツールを開発し、生産性向上に貢献した。DX推進、AI活用を推し進める同社では、付加価値額を従業員数で割った労働生産性が24%向上、事務作業時間27%減といった成果を出している。現場の「ブルーワーカー業務」は、AIの普及でどう変わるのか、そして、リーダーに求められるスキルは、どう変化していくのか。
数字で見る「企業の現在地」:
ドトールコーヒーショップとコメダ珈琲店が激しい競争を繰り広げている。店舗数でドトールの背中を捉えたコメダ。両者の決算や歴史を振り返りながら、今後の動向を見ていきたい。
運転手のいない無人タクシーが東京を走る──。東京で実証実験を重ねるWaymoは、安全性をどのように追及しているのか。幹部が自動運転のリアルと、安全性の仕組みを語った。
AIが変える“カネを貸す”条件:
「AIによる審査の高度化」と「資金調達の多様化」は必ずしも同じ話ではない──ベンチャーファイナンスの第一人者である早稲田大学ビジネススクール(経営管理研究科)の長谷川博和教授は、こう指摘する。
AI活用が広がる一方で、コスト増加への懸念が高まっている。月間約100億トークンを消費するというビズリーチCTOは、AIの費用対効果をどのように考えているのか。
人材採用に悩む中小企業が多い中、大阪の2社が採用施策で成果を上げている。ある企業は、会社説明会や新卒面接を廃止したという。その狙いと効果は。
旧知の男性を中心に形成された閉鎖的な人間関係や慣習、組織文化を指す「オールド・ボーイズ・ネットワーク」という言葉を知っているだろうか。パーソル総合研究所が実施した調査では、OBNに基づく慣習・組織文化が勤務先にあると感じている人が約6割を超えた。OBNは組織や個人にどんな影響をもたらすのだろうか。
ロジック(論理)で説明しても、現場は動かない。DX推進で最も難しい課題は「人を変えること」と語るみずほFGの上ノ山CDTOは、これをどう克服したのか。経営層と現場の認識ギャップの存在と、その解消方法に迫る。
AIは経営者の仕事をどこまで代替できるのか。競争戦略論を専門とする一橋大学の楠木建特任教授と、AIを経営管理に活用する味の素が、AI時代に人が担うべき役割を語った。
高級茶「玉露」を開発した老舗茶商の山本山が、危機に直面している。「お茶がタダで飲める」ようになった今、生き残る道をどう描いているのか。
MIXIは経営管理の土台を整えた上でAIを活用し、月次業務を約70%効率化、1人当たり月間80時間弱の工数削減を実現した。AI時代の経営管理の進め方を紹介する。
伊勢名物として愛される「赤福餅」。コロナ禍の客数減少により、販売数が大きく減少した。このピンチを救った新商品について、12代目社長が語った。
調査によると、新卒3割が“内々定辞退予備軍”だという。今どきの学生は「就活」「内々定辞退」をどう捉えているのか。現役学生が語った。
【連載】ニッポンを「職場」に選んだら:
台湾出身のUIデザイナー、蔡漢翔(サイ・カンショウ)さん(37)は、日本企業の特徴を「メリハリ」や「守破離」という言葉に学んだと語る。台湾企業と日本企業、それぞれで働いた経験を持つ蔡さんが感じた、それぞれの強みは……?
スポーツ用品店をチェーン展開するヒマラヤ(岐阜市)は「アイダ つなぐ」と名付けた“AI副店長”を6月から全99店舗に導入した。同社店舗運営部の金丸智功氏(部室長代理)とヒマラヤスポーツ本館店長の高島雅央氏に、AI副店長開発の舞台裏を聞いた。
生成AIに作れない、面白いアイデアを形にするには何ができるか。体験設計を考える中で「人の心を動かす発想」が大切になると、セガXDは指摘する。
顧客満足度を高めるうえで重要なのは、単に不満をなくすことでもなければ、やみくもに感動を演出することでもない。「極端な満足」を得るために、顧客との関係性に合わせて体験を設計していくことだ。
キャリアを180度変え、斜陽産業に挑む挑戦者たち:
後継者不在で休業した創業130年超の老舗かまぼこ店を救ったのは、当時24歳の女性。価格を3倍に見直し、EC中心へ転換。営業利益率20%近くまで改善した事業再生の舞台裏を追う。
アセットの「再定義」:
楽器メーカーとして知られるヤマハが手掛けるのは、「音を良くする」のではなく「あえて聞こえにくくする」技術だ。会話漏れを防ぐスピーチプライバシーシステムは、病院や企業で導入が拡大。コロナ後のオフィス環境の変化を追った。
別荘の新しい所有の形が支持を集めている。年間10泊分から購入できる「NOT A HOTEL」は、創業から6年で契約高約800億円に成長。利用者層が広がる背景と、その成長戦略に迫る。
データ×AIによる意思決定を推進するには、非構造化データを「AIが食べやすいデータ」に変える必要がある。日本ハムが選んだアプローチとは。
2025年末にサイバーエージェントの創業者・藤田晋氏から経営を引き継いだ山内隆裕社長と、創業以来14年にわたりフリーを率いてきた佐々木大輔CEO。両氏が「社長の仕事」をテーマに、日々の意思決定や組織運営、AI時代の経営について語った。
味の素が、AIを活用して「フルスタック人財」の育成を目指している。DX推進のキーパーソンにする狙いだ。既に300時間の工数削減例も生まれている。一体どう育成したのか。
「分析する時間も人材も足りない」という状態から、ムラサキスポーツは生成AIを活用した業務支援ツールを導入。その結果、売上前年比120%、労働時間170時間削減を実現した。誰でもできるデータ活用の仕組みをどのように整えたのか。
AI活用を一部の意欲的な社員にとどめず、組織全体の競争力へとつなげるには何が必要なのか。全社的にAI活用を進めているサイバーエージェント AIオペレーション室長の上野千紘氏と、フリー 常務執行役員の前村菜緒氏が語った。
DX推進に当たって避けては通れない“社内政治”。これをゲームに見立てると「攻略ストーリー」が描きやすくなるという。NTTドコモ流のDX推進方法とは。
企業を狙ったサイバー攻撃が後を絶たない。2025年後半に、アスクルやアサヒグループホールディングスが被害を受け、商品の受注や出荷が停止したことは記憶に新しい。ローカーや交渉人、実行組織などが絡み合う犯罪集団に、人手やリソースが限られる中堅・中小企業が単独で立ち向かうのは難しい。では、どのように対策を進めればよいのか。
「脱中東ではなく、脱ホルムズが重要だ」──コスモエネルギーホールディングス山田茂社長は、中東情勢を受けた見解をこう語る。
従来のセルフ式ガソリンスタンドでは、利用者が給油ノズルを手にした後も、スタッフが安全を確認した上で給油を許可している。この監視業務をAIで支援する取り組みが動き出した。コスモ石油マーケティングとELEMENTSは、AIが給油許可を判断する監視システムを共同開発。背景には、人手不足やサービスステーション数の減少といった業界課題がある。AIはガソリンスタンドの現場をどう変えるのか。
巨大経済圏に成長したアジアは、日本企業にとって魅力的な市場だ。海外展開に成功したロッテ、ダイキン工業、KADOKAWAはどのように事業を拡大させたのか。
サブスクの勝算と限界:
忙しさや生活環境の変化で本を「読めない」人が増える中、音声で楽しむ“聴く読書”が広がっている。オーディオブック利用者は350万人に達し、その背景や制作現場、利用実態の変化を追った。
日立製作所は2016年から、デジタルマーケティングの取り組みを開始した。営業やSEと連携しながら、既存顧客の中にある“まだ掘り起こせていない需要”に、どうアプローチしてきたのか。日立製作所の営業DXの取り組みを深掘りする。
うま味調味料で知られる「味の素」は、事業利益の約60%を海外事業が占める。日本生まれの味の素が支持される背景には、同社の徹底したローカライズ戦略があった。
一般的にプロダクトライフサイクルは30年と言われているが、味ぽんは1964年の発売から62年が経過した今も、Mizkan(愛知県半田市)を代表する主力ブランドの一つだ。時代の変化に合わせて生活者のインサイトを捉え、ブランドをチューニングすることで成長を続けてきた。
【連載】ニッポンを「職場」に選んだら:
台湾の人々にとって、日本企業の働き方はどのように映っているのか──。台湾の人々の就労観や、日本企業に抱く文化的なギャップについて話を聞いた。
カルビーは4月、約17年ぶりとなる人事制度の抜本的な刷新に踏み切った。2年間にわたる労使の対話から生まれた“カルビーならでは”の人事制度は、どのように作られたのか。人見泰正・執行役員CHROと、人事戦略部の流郷紀子部長に話を聞いた。
サブスクの勝算と限界:
月額制で航空券と交換できる「航空サブスク」が再び注目を集めている。利用者にとって本当に得なのか。タイガーエア台湾の新プランを例に、航空会社が収益以上に期待するPR効果や狙いを読み解く。
【連載】ニッポンを「職場」に選んだら:
韓国の大手サムスングループを辞めて、日本のIT企業に転職したリュ・ジンシクさん(41)。8年前、レンタルサーバ事業などを手掛けるGMOペパボに転職するため、妻と息子の3人で来日。同社の拠点がある福岡市でITエンジニアとして働いている。
【連載】ニッポンを「職場」に選んだら:
日本で働く海外出身の人々にとって、日本企業や日本社会はどのように映っているのだろうか。日本の隣国・韓国における就職事情や人々の就労観について押さえておきたい。
総合商社・丸紅がDXに取り組む理由は「事業を成長させるため」と、とてもシンプルだ。情報、物流、食料、金属、エネルギーなど事業領域は多岐にわたる同社がDXで成果を出せる理由を語る。
2025年度の売上高・利益ともに過去最高を更新した、大手菓子メーカーのカンロ。「ピュレグミ」や「カンデミーナグミ」など人気ブランドを同社はなぜ、自社のファン作りに注力しているのか。