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就活セミナーで「サクラ」 学生には「不利益ない」の声も 問題の本質はどこに?(1/3 ページ)
リクルートとマイナビの就活セミナーで発覚した「サクラ行為」。問題視する声がある一方で、「学生に不利益はないのでは」「本当に悪いことなのか?」という声も散見される。「サクラ行為」の問題の本質はどこにあるのか――。
「不誠実な行為であったと大変厳しく受け止めております」
リクルートは6月5日、オンライン就活セミナーで、社員が学生を装って質問する「サクラ行為」があったとして、謝罪する声明を発表した。翌6日には、就職情報会社マイナビも同様の行為があったと発表。いずれも「質問しやすい雰囲気づくり」などが目的だったと説明している。
「サクラ行為」を問題視する声がある一方で、ネット上では「学生に不利益はないのでは」「本当に悪いことなのか?」という声も散見される。
「サクラ行為」の問題の本質はどこにあるのか――。
人材サービス業界の動向に詳しいワークスタイル研究家の川上敬太郎氏に話を聞いた。
4つの視点から整理する必要がある
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