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法律相談、人間よりAIの方がしやすい? リーガルアイが目指す司法の“創造的破壊”:生成AIスタートアップの挑戦(1/2 ページ)
法律相談は実際の人間には相談しにくい――。そんな問題意識から、生成AIを活用したAI法律相談サービスを提供しているリーガルアイ。同社が描く「AI司法」の形とは。
連載「生成AIスタートアップの挑戦」第6回は、リーガルテック企業のリーガルアイ(東京都文京区)を取り上げる。法律相談は弁護士に依頼するのが一般的だが、離婚や金銭トラブルなどセンシティブな話題であるほど、実際の人間には相談しにくい――。そんな問題意識から、生成AIを活用したAI法律相談サービスを提供している。同社が描く「AI司法」の形とは――。回答者は同社代表取締役で創業者兼CTOの渡部薫氏。
社名 | サービス概要 | 顧客が受ける恩恵 | サービスの強み | リスク対処 | ビジネスチャンス |
---|---|---|---|---|---|
エクサウィザーズ | 株主総会の想定問答作成を支援 | IR業務を効率化 | 大企業のニーズを把握、エンジニアも多い | 生成AIの処理は国内で実施 | コスト削減の余地が大きい業務に拡大できる |
Spiral.AI | 個性を有した会話が可能なAIコミュニケーションツールを開発 | 対話していて楽しいコミュニケーション体験 | AIに個性を付与する各種技術ノウハウ | ISMSなどの国際・業界基準に沿った情報管理 | ユーザーフレンドリーなUI/UXに仕立てていくかが非常に肝要 |
リーガルスケープ | 法令検索などのプラットフォームを提供 | 気になる法的論点などを1分足らずで提供 | 自然言語処理技術・生成AIをいち早く法務調査に応用 | 生成AIに詳しい弁護士複数名から助言 | 法情報をデジタル化し価値を最大化すること |
ABEJA | 独自AIプラットフォームで企業にDX支援 | ゼロPoC(実証実験)で運用が可能 | 検討から運用までのスピードの速さ | AIに関する課題を討議する外部有識者委員会を設置 | LLMが企業DXの起爆剤に |
AI inside | マルチモーダルAIを簡単に作り・使い・共有できるプラットフォーム | 文書、画像、音声などあらゆるデータを活用した高度なDXの実現 | マルチモーダルなインプット/アウトプット実現 | 国内サーバーで専用のプライベート環境を構築 | 自律型AIを研究開発し「AIの民主化」へ |
リーガルアイ | AI法律相談サービスを提供 | 「最初に疑問に即座に答える」ニーズに応える | 未知の法的問題への対応を予測する能力も持つ | 個人情報を収集せず著作権に関わるものは生成していない | 弁護士外にも無数のAI(人間の分身)を創造 |
各社の回答(要約) |
Q. 生成AIを活用したどんなサービスを展開しているのか
AI法律相談サービスを提供しています。分かりやすくいうと「AI弁護士」ですが、弁護士という言葉を使うと弁護士法に抵触するとの指摘もあるため「AI法律相談サービス」としています。サービス内容は弁護士だけでなく、士業資格者(司法書士、行政書士など)全般を対象としています。
現在は、利用者である国民向けのサービスのため無料としており、売り上げを目的としていません。
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