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「すごい高校生がいる」 アルバイトからココイチFC社長に就いた22歳、その素顔は?教えて!あの企業の20代エース社員(1/2 ページ)

「カレーハウスCoCo壱番屋」をFC展開するスカイスクレイパーに22歳の新社長が就任した。その素顔とは――。

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 スパイスの香りが漂う店内。その中に、ひときわ笑顔の輝く女性の姿があった。諸沢莉乃さん22歳。5月、「カレーハウスCoCo壱番屋」(ココイチ)を1都8県でフランチャイズ(FC)展開するスカイスクレイパー(群馬県太田市)の新社長に就任した。

 アルバイト従業員として働いていた19歳のとき、全国のココイチで当時15人しかいなかった接客のスペシャリストの称号「スター」を最年少で獲得。これが人生の転機となり、アルバイトから社長への大抜擢となった。

 22歳の新社長とは、一体どんな人なのか。その素顔に迫った。


22歳でココイチFCの新社長に就任した諸沢莉乃さん

「すごい高校生がいる」

 社長を打診されたのは、2022年1月のこと。「スター」の称号を獲得した祝いの席で、創業者の西牧大輔社長(当時)から「次の社長をやってみないか」と声がかかった。

 「最初は冗談を仰っているのかなと。けれど、不思議と不安な気持ちはなく、『私なんか』という気持ちもなく。単純に面白そうだなと思い、その場で『はい』と即答しました」(諸沢さん)

 スカイスクレイパーは、西牧社長が26歳だった1996年、壱番屋の独立支援制度を使って設立した企業。現在、群馬県など1都8県で「ココイチ」25店舗と「ラーメン大戦争」2店舗を運営する。年商は約20億円、社員約45人、パート・アルバイト従業員約390人を抱える。

 諸沢さんがアルバイトを始めたのは、高校1年生のとき。周りの友達がアルバイトを始める中、楽しそうだなと思い、友達と一緒に面接を受け、横浜市緑区のココイチ店舗で働き始めた。

 カレーの仕込みや洗い場、ドリンクやカレーの提供、レジ精算――と、業務全般を経験した。「高校時代の青春はココイチ」と言い切るほど、接客業の楽しさに夢中になった諸沢さん。当時、同い年の女子が多く、「いつかうちらでお店を回そうね」と誓い合った。「皆は辞めてしまい、かなわない夢でしたが(笑)」

 高校を卒業後もココイチのアルバイトを続け、19歳のとき、本部認定の接客のスペシャリスト「スター」の称号を獲得した。全国に約2万人いるココイチ従業員のうち、16人目の「スター」で、いまも全国に31人しかいない。

 「すごい高校生がいる」――。諸沢さんの接客スキルの評判は、社内で瞬く間に広がった。「同年代のアルバイト従業員のスキルアップに力を貸してほしい」と、各地の店舗に応援に赴いた。

 そんな社内の信頼があったからこそ、22歳新社長の誕生にも、「社内に混乱はありませんでした。『あの諸沢さんならね』と、自分の娘のように応援し社長就任を祝う社員がたくさんいました」とスカイスクレイパー広報室長兼執行役員の今村弥生さんは話す。

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