ニュース
「育児中社員のフォロー限界で辞職」に、企業はどう対応すべきだったのか(1/3 ページ)
4月「育児中社員の仕事巻き取るの限界すぎて会社を辞めた」という匿名のブログが話題になった。育休を取る社員には周囲のフォローが欠かせない。フォローに回る同僚を疲弊させないために、企業はどのような手立てを取るべきなのか。
4月、ある匿名のブログ投稿が話題になった。タイトルは「育児中社員の仕事巻き取るの限界すぎて会社を辞めた」。
育児中の同僚の業務を負うことになったという投稿者。子どもの世話のため「週の半分以上は遅刻、中抜け、早退」「大事な会議も当日欠席」する同僚と、必要な手立てを講じない企業への不満を募らせ、「もうダメだ。もう嫌になった」とし、離職を選択したとつづっている。
記事には1000件以上のブックマークがつくなど、大きく話題に。共感の声や、育休取得者だという読者から「私の引き継いだ人も休職してしまい、申し訳ない」といったコメントもあった。
育休を取る社員には周囲のフォローが欠かせない。フォローに回る同僚を疲弊させないために、企業はどのような手立てを講じるべきなのか。
育休社員の「同僚」に10万円支給
関連記事
- 「公務員がコンビニでソフトクリーム」――区役所に届いた理不尽なクレーム 職員の訴えに反響
「職員がコンビニの前でソフトクリームを食べています」――。先日、東京都内のある区役所に届いたという1本のクレーム電話。このクレームがあった事実をSNSで明かし「昼休みだから問題ない」と発信した区役所職員の投稿が、大きな反響を呼んでいる。公職に就く人々にことさら厳しい視線を向け、役所に“通報”する――。「公務員であればどんな要求を突きつけてもいい」といった、ゆがんだ考えを持つ人が一部にいる実態が浮かぶ。 - 「派手な髪色もOK」で従業員にどんな変化が? ユニーが50年ぶりルール緩和で経験したこと
従業員の髪色は黒か栗色――。そんな服装ルールを設立以来50年ぶりに見直した企業がある。東海地方を中心にスーパー「アピタ」や「ピアゴ」を展開するユニーは、11月から社内ルールを緩和し、従業員の髪色の規定をなくした。「利用者に不快感を与えないか」という懸念を乗り越え、見直しを決断できたのは、なぜなのか。 - 「カエル混入」AIが逃さず発見 食品工場の悩みを解決する驚きの技術とは
カット野菜にカエルが混入し、企業が謝罪に追い込まれるケースが相次いでいる。こうした中、紛れ込んだカエルをAIで検知する画像検査システムが登場した。これまで手作業で異物混入を見分けてきた現場の負担軽減につながる、驚きの技術とは――。 - 就活セミナーで「サクラ」 学生には「不利益ない」の声も 問題の本質はどこに?
リクルートとマイナビの就活セミナーで発覚した「サクラ行為」。問題視する声がある一方で、「学生に不利益はないのでは」「本当に悪いことなのか?」という声も散見される。「サクラ行為」の問題の本質はどこにあるのか――。 - ジャニーズ性加害、粉飾決算……なぜ組織は不正を止められないのか 背後にある“3つの理由”
会社組織は、なぜ不正行為が生じた際に自浄作用を働かせ、自らの手で改善することができないのか。背景には3つのキーワードが関係しているという。ワークスタイル研究家の川上敬太郎氏が解説する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.