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無印、ユニクロ模倣の中国「メイソウ」、迷走の末「脱日本宣言」浦上早苗「中国式ニューエコノミー」(3/5 ページ)

中国雑貨チェーンの名創優品の「日本に媚びた」マーケティングがSNSで大炎上し、謝罪した。ユニクロと無印良品、ダイソーを良いとこ取りした店舗で、創業10年足らずで世界に5000店舗を出店するも、中国国内の「愛国」「反日」ムードで爆発。ここからは「第二創業」に匹敵する取り組みとなりそうだ。

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創業10年足らず、105カ国に5000店超展開

 メイソウは中国在住、あるいは海外旅行好きの日本人の間では以前から非常に有名な存在だった。

 創業は13年。広州に一号店を出し、猛スピードで店舗を増やした。ロゴはユニクロそっくりで、意味不明な日本語で埋め尽くされた店内に、まず中国都市部の日本人コミュニティがざわざわし始めた。

 当時北京に住んでいた日本人会社員は「好奇心にそそられてわざわざ広州まで見に行った」と振り返る。


辛うじてボディソープと判別できるが、縦に表記された日本語は読解不能といわざるを得ない(14年撮影、筆者知人提供)

無印良品に似せた容器に入った保湿用の乳液は、なぜか過去形だ(14年撮影、筆者知人提供)

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