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スイーツにおつまみ……進化する「おせち」 高額でも売れているのはなぜ?:メリハリ消費が定着(2/3 ページ)
巣ごもり需要を背景に、おせちの売り上げが好調に推移する中、各店は元旦の「おせち料理」だけでなく、「おつまみおせち」や「スイーツおせち」といったバリエーション豊かな商品をそろえ、年末年始の食卓をトータルでアレンジしようと動いている。
ジェイアール東海高島屋は、ニーズの多様化に合わせ、“選ぶ楽しさ”を充実させ、過去最大数となる600種類の商品をそろえた。
東海の地元食材を使った定番の人気商品が多数並ぶ中、見栄えがいい「スイーツおせち」を初めて展開した。有名ブランド「ピエール・エルメ・パリ」のマカロンやチョコレートを詰め合わせた「スウィーツおせち三段重」(3万6300円)や、「トシ・ヨロイヅカ」の「 スウィーツおせち二段重」(1万6200円)など、見た目も華やかなラインアップとなっている。
大丸松坂屋も宇治抹茶専門店「伊藤久右衛門」の「京菓子おせち」(7560円)や、大阪・堂島「パティスリーモンシェール」の「スイーツ玉手箱2段」(1万1880円)を展開している。
富裕層に焦点を当て、元旦のおせち料理だけでなく「年末年始の食卓をトータルでコーディネートできるラインアップにしている」(内藤さん)という。
ジューシーな「肉おせち」がトレンド
そごう・西部は「集い」をテーマとした。家族3世代が集まるシーンが増えると想定し、子どもから高齢層まで一緒に楽しめる約300商品をそろえた。
中でもひと際目を引くのが、和牛や豚、鶏、合鴨、子羊などのロースト肉を一段に敷き詰めた「<美味づくし>和洋中三段重『豊』」(3万2400円)。
近年はギフト商品でも肉の売れ行きが好調だといい、大丸松坂屋も「肉おせち」のラインアップを増やしている。
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