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園児置き去り防止アプリ「QRだれドコ」、新機能を追加 繰り返される事故を防ぐ(3/3 ページ)
園児置き去り防止アプリ「QRだれドコ」を運営するフルティフル(浜松市)は、バスモードとすまいるモードの2つの新機能を追加した。
園児が保護者にメッセージする「すまいるモード」
追加した、もう1つの機能が「すまいるモード」だ。
園児が園に設置されたタブレットに名札裏のQRをかざすと、自発的に保護者にメッセージを伝えられる。「ごはんぜんぶたべたよ」「えんていであそんだよ」などのメッセージ(園で設定可能)を選び、スマイリーボタンで今の気持ちをタップしてQRをかざすと保護者にメッセージを送れるという。
これにより保護者は、子どもの日中の活動や気持ちを知ることができ、仕事や家事の合間の喜びや安心につなげらるという。
福岡での園児バス置き去り事故から1年経ち、また同じような事故が起きた。同社は以下のようにコメントしている。
「いま、共働きの家庭が増えて園に入る子どもも増えている一方、園で子どもを守る先生の負担も大きくなっています。バス車内での熱中症の事故も起きました。子どもの安全を確保し、かつ園の先生の確認負担を減らし、さらに働く親が安心して仕事に行くことができる環境をクラウドの仕組みで実現できないかと考えこの仕組みを作りました。保護者や園の関係者により広く知ってもらいたいと考えています」
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