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ランドセルを体感で約90%軽くする「さんぽセル」 1000件超の批判に対抗するクラファンを開始(1/3 ページ)

クラウドファンディングで集まった資金はさんぽセルの配布、もしくは寄贈のために使用される。

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 悟空のきもちTHE LABO(東京都)は5月30日、既存の国内全ての規格のランドセルに取り付けでき、ランドセルをいつでもキャリー化できる2本のスティック「さんぽセル」のクラウドファンディングを開始した。同社は、「同商品発売のニュースに殺到した1000件超の批判コメントに対抗するため」と狙いを説明する。

 同商品は栃木県に住む小学生の双子と兄妹が中心になり、脱ゆとりで重くなったランドセルを、体感で約90%軽くするスティックだ。同社によれば特許も申請中だという。

 重いランドセルに反撃する「小学生による小学生のための製品」として「さんぽセル」と名づけ、4月に発売。3カ月待ちとなる累計約3000台の注文を受け、8月には生産量を現在の5倍ほどに引き上げる。

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「さんぽセル」のクラウドファンディングが開始される(以下リリースより)
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「さんぽセル」使用例

 さんぽセルは、ランドセルに取り付けて使用する。既存の国内全ての規格のランドセルに取り付けることが可能で、いつでもランドセルをキャリー化できるのはもちろん、取り付けたまま背負うこともできる。

 キャリー時の体感荷重は、ランドセルが5キロの際は「約500グラム」に軽減。小学生の多くが不調を抱え問題になっている、重いランドセルによる健康被害「ランドセル症候群」への対策として商品化された。

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商品を考案した双子
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開発に携わった6人

 今回、始めたのは「さんぽセルにより児童を支援する寄付型クラウドファンディング」。集まった資金はさんぽセルの使用者が「友達用として配布」する、もしくは児童の健康を目指す活動団体などを通じて、さんぽセル通学を希望する児童に寄贈するための資金として活用するという。

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開発時の一場面
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