ニュース
育休取得の不安は? 3位「昇進」、2位「引き継ぎ」、1位は?:「取得したい」9割(1/2 ページ)
在籍中の会社で育休を取得しやすいと感じている人は、どのくらいいるのだろうか。20〜30代のビジネスパーソンと企業の人事担当者に聞いた。
在籍中の会社で育児休業を取得しやすいと感じている人は、どのくらいいるのだろうか。20〜30代のビジネスパーソンと企業の人事担当者に聞いたところ、「取得しやすい」と答えたのは、いずれも57.5%であることが、パーソルキャリアの調査で分かった。ただ、個人に育休取得意向を尋ねたところ、90%が「取得したい」と答えていることから、会社と個人の間で“差”があることがうかがえた。
育休取得にあたっての不安な点を尋ねたところ、個人は「収入の減少」(49.5%)と答えた人が最も多く、次いで「業務の引き継ぎ」(48.0%)、「昇進への影響」(34.0%)が上位に。一方の企業は「業務の引き継ぎ」(43.5%)、「収入の減少」(41.5%)、「昇進への影響」(30.0%)、「人間関係の悪化」(30.0%)と異なる結果になった。
育休取得実施率の高さは、転職時の応募に影響するのかどうか聞いたところ、個人は74.0%、企業は73.5%が「影響する」と回答。「育休制度が転職時の応募動機の1つになっていることがうかがえた」(同社)
関連記事
- 7割が「課長」になれない中で、5年後も食っていける人物
「いまの時代、7割は課長になれない」と言われているが、ビジネスパーソンはどのように対応すればいいのか。リクルートでフェローを務められ、その後、中学校の校長を務められた藤原和博さんに聞いた。 - 「オレが若いころは」「マネジメント=管理」と思っている上司が、ダメダメな理由
「オレが若いころは……」「マネジメントとは管理することだ」といったことを言う上司がいるが、こうした人たちは本当にマネジメントができているのだろうか。日本マイクロソフトで業務執行役員を務めた澤円氏は「そうしたマネージャーは、その職を降りたほうがいい」という。なぜかというと……。 - なぜ某カフェチェーンは時給を上げないのか 「安いニッポン」の根本的な原因
アルバイトの応募が少ない――。某カフェチェーンから、このような嘆きの声が聞こえてきた。人口減少の問題もあるだろうが、なぜバイトが集まらないのか。その理由は……。 - 「世界一勤勉」なのに、なぜ日本人の給与は低いのか
OECDの調査によると、日本人の平均年収は韓国人よりも低いという。なぜ日本人の給与は低いのか。筆者の窪田氏は「勤勉さと真面目さ」に原因があるのではないかとみている。どういう意味かというと……。 - 「70歳まで会社にしがみつく人」が結局、会社を弱体化させてしまうワケ
定年を引き上げるニュースが相次いでる。現行の60歳から65歳にする企業が増えてきているわけだが、筆者の窪田氏はこの動きに懸念を抱いている。「長く働くことができていいじゃないか」と思われたかもしれないが……。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.