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Apple Watch Ultra登場の意味とは? スマートウォッチの未来を考える:知らないと損?業界最前線(2/6 ページ)
9月8日(日本時間)、アップルが発表会で新iPhoneなどを発表した。中でも注目を集めたのがApple Watchだ。後継2機種のほか、ハードなアクティビティに対応する「Apple Watch Ultra」が新たに発表された。発表内容と現在の市場から、未来のスマートウォッチを考える。
格安な中華系スマートウォッチが急増
アップルはApple Watchについて発表会で、「7年連続で世界で最も売れているスマートウォッチになりました」と語っている。実際、市場調査会社カウンターポイント・リサーチ(以下、カウンターポイント)のスマートウォッチのグローバル市場調査によると、2021年秋の時点でアップルの出荷数量シェアは30.1%でトップ。さらに市場全体の売上高の半分を占めているという。
グローバル企業トップ9社のスマートウォッチ出荷シェアを20年(左)と21年(右)で比較(出典:カウンターポイント、Smartwatch Market Grows 24% YoY in 2021, Records Highest Ever Quarterly Shipments in Q4)
アップルに次ぐ2位に位置するのは、Androidスマートフォンでトップシェアを誇るサムスン。そして3位のファーウェイへと続いている。
このトップ3社のスマートウォッチは、通知機能やヘルスケア機能、アクティビティの記録などに対応したスタンダードなモデルが中心だ。とはいえ年々機能は強化され、上位モデルは通信機能や決済機能も搭載しており、スマートフォンがなくても、スマートウォッチだけでさまざまなことができるように進化している。
またスマートウォッチ全体の出荷台数も、20年から21年で24%増加するなど、順当に伸びているようだ。
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