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Apple Watch Ultra登場の意味とは? スマートウォッチの未来を考える知らないと損?業界最前線(3/6 ページ)

9月8日(日本時間)、アップルが発表会で新iPhoneなどを発表した。中でも注目を集めたのがApple Watchだ。後継2機種のほか、ハードなアクティビティに対応する「Apple Watch Ultra」が新たに発表された。発表内容と現在の市場から、未来のスマートウォッチを考える。

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 しかしスマートウォッチ市場は、低価格ブランドの乱立により、すでに値崩れも始まっている。例えば、先ほどのグラフにある、AMAZFITは1万円以下から購入できる低価格スマートウォッチやスマートバンドを展開するブランドだ。

 また、シャオミの「Mi Band」シリーズも1万円以下で購入でき、日本国内でも人気を集めている。先のレポートでも、市場の伸びのうち24%は100ドル以下のスマートウォッチにけん引されているとしている。


アマゾンで購入できるAMAZFITのスマートウォッチの数々。1万円以下の製品も多い(出典:Amazon.co.jp、価格等は22年9月10日時点のもの)

 アップルもこういった低価格ニーズに対応するため、20年に廉価版である「Apple Watch SE」を追加。さらに今回の発表では、第2世代の「Apple Watch SE」を発表し、9月16日に発売される。しかし価格は3万7800からと価格競争力は強くなく、トップシェアをキープするための製品という位置づけになるだろう。

 また、スタンダードモデルの「Appe Watch Series 8」をみても、従来モデルからのアップデートにそれほど大きなインパクトはなく、機能面での進化という意味で停滞感がある点も、低価格モデルが増える理由の一つだといえるだろう。


新登場のAppe Watch Series 8(価格5万4800円より)では、女性の月経周期を正確に検知できる皮膚温度センサーや自動緊急連絡ができる衝突事故検出機能などを搭載(出典:アップル、Appe Watch Series 8

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