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「あなたは保険に入る必要はありません」のマネフォの保険はどう進化してきたのか?:金融ディスラプション(1/4 ページ)
マネーフォワードがネット専業保険会社のライネット生命と組んで、2021年7月にスタートした「マネーフォワードの生命保険」。診断を受けると「あなたは保険に入る必要はありません」と表示されるユーザーが続出。約8割のユーザーがそう診断されたという。そこから1年と少々経ち、さまざまな機能が追加されてきた。
マネーフォワードがネット専業保険会社のライフネット生命と組んで、2021年7月にスタートした「マネーフォワードの生命保険」。個人向け家計簿サービス「マネーフォワード ME」内の「固定費の見直し」コーナーで提供するもので、保険を売るためというよりも、適切な保険に切り替えることで固定費を引き下げることを主眼としたサービスだ。
日本の社会保障制度はかなり整っていて、多くの部分がカバーされる。そこに貯蓄なども合わせて、不足分だけを保険で対処すればいいという考え方のもと、必要な保険を提案してきた。
診断を受けると「あなたは保険に入る必要はありません」と表示されるユーザーが続出(記事参照)。当初は約8割のユーザーがそう診断されたという。そこから1年と少々が経ち、さまざまな機能が追加されてきた。どう進化してきたかを振り返ると共に、保険という商品の面白さ、難しさについて見ていこう。
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