気分が最も落ち込みやすい時間は「午後11時」 そのワケは?(2/3 ページ)
ゼネラルリサーチは、全国の20〜50代の男女にメンタルヘルスに関する調査を実施した。気分が落ち込む時間帯で最も多かったのは「午後11時」だった。
気分が落ち込む月は?
気分が落ち込む月を聞いた。1位は「12月」(17.9%)、2位は「8月」(14.5%)、3位は「1月」(13.2%)、4位は「4月」(9.7%)、5位は「6月」(9.5%)だった。
12月に気分が落ち込む理由について尋ねたところ、「寒いので起床時につらい」(20代男性・京都府)、「今年も終わると思うと落ち込む」(20代男性・兵庫県)、「年が終わるのが恐ろしくなる」(30代男性・北海道)という声がが多かった。
一般に「5月病」と言われ、気分が変動しやすいとされる5月は、6.5%と低く、前後の4月や6月よりも低い割合となった。
抱えている心身の不調は何か
現在自身が抱える心身の不調は何か聞いたところ、1位は「疲れやすい、疲れがとれない」(37.3%)、2位は「やる気がおきない」(29.1%)、3位は「イライラする、怒りっぽい」(26.2%)、4位は「よく眠れない」(23.6%)、5位は「夜中によく目がさめる」(20.5%)だった。
「疲れやすい、疲れがとれない」(男性30.5%、女性44.0%)、「やる気がおきない」(男性25.1%、女性33.2%)、「イライラする、怒りっぽい」(男性22.5%、女性29.9%)など、上位に挙がった不調は特に、女性からの回答が多かった。
「疲れやすい、疲れがとれない」と回答した人を年代別に見ると、最も高かったのは「30代女性」(47.7%)、次いで「40代女性」(45.6%)、「40代男性」(32.8%)、「30代男性」(32.5%)という結果となった。特に30〜40代は、「疲れやすい、疲れがとれない」と感じていることが分かった。
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