2015年7月27日以前の記事
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「ゲームマーケット」ってなに? アナログゲームの“入り口”として魅力市場の動きが速い(2/5 ページ)

ボードゲーム市場が盛り上がりつつあるという。しかし、プレイしない人にとっては「ピン」とこないかもしれません。そんな人たちは、毎年開催されている「ゲームマーケット」に足を運んでみるといいでしょう。なぜなら……。

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アナログゲームがよく分かる

 ゲームマーケットの始まりは、ヘビーなボードゲーマーたちの不用品交換会と自作ゲームの頒布&テストプレイ会が目的でしたが、その後、同人アナログゲームの頒布会へと移行し、現在ではアナログゲームベンダー企業も含めた新作の発表とプロモーション、販売または頒布イベントとなっています。

 会場を回って、新作の売り文句をチェックしていけば、アナログゲームの流行を抑えることができるでしょう。名作やロングセラーなどの作品は別として、アナログゲームの流行は意外と早く変動していきます。新たな名作が誕生すると、その“亜流”(モチーフ、ゲームシステム、アートデザインなど)が発生するのも、デジタルゲームやアート作品、小説、漫画などと同様です。

 「直接手に取って使う」パーツが必須のアナログゲームでは、駒やゲーム盤のアートデザインや質感も人気に大きく影響します。抽象的で無機質な造形とデザインが好まれるモノもあれば、複雑な形状をした立体フィギュアや建物の模型を駒として採用したファンタジー、もしくは、SFミリタリーを題材にしたモノも最近では好まれるようになりました。


3Dプリンターを活用することで個人でも精巧なフィギュアを製作できる(画像は堀場工房「古代兵棋」デラックス版。現在は品切れ中とのこと)

 また、欧州のアナログゲームはシンプルな形状ながらカラフルな色付けをした木製の立体駒が多いのですが、その駒の形状もシンプルな立方体や円盤だけでなく、動物や乗り物、建物を模した多種多様な形状が好まれるようになっています。

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