ニュース
「ゲームマーケット」ってなに? アナログゲームの“入り口”として魅力:市場の動きが速い(3/5 ページ)
ボードゲーム市場が盛り上がりつつあるという。しかし、プレイしない人にとっては「ピン」とこないかもしれません。そんな人たちは、毎年開催されている「ゲームマーケット」に足を運んでみるといいでしょう。なぜなら……。
アナログゲームのデザインにも「流行」がある
アナログゲームをつくってみたい人にとっても、ゲームマーケットは情報を収集できるいい機会といえます。先ほど述べたように、ゲームのルールは常に変化していて、優れたモノについては、その後のゲームの中でも“生き続け”ます。優れたルールを参考にしてオリジナルのルールを考えることは、ゲームをつくる手法を学ぶのにとてもいい教材になります。
また、ゲームのルールにも流行があります。多くの人が関心を寄せているルールを参考にすれば、そのルールを楽に覚えることができるので、プレイしやすい作品になります。結果として、多くの人に選択してもらえるようになるので、「ゲームデザインのトレンド」を把握するのに、ゲームマーケットはとても有効なのです。
アナログゲームをしない人は意外に感じられるかもしれませんが、ゲームに要する時間にも“流行”があります。以前は「2時間から3時間かけて」じっくりと楽しむタイプが主流でしたが、だんだんと短くなっているのです。
ここ数年は「30分から45分」「できれば15分から30分」といった人たちが増えてきました。その一方で、「重いゲームもやってみたい。できれば数時間」という声も最近のSNSなどでよく見聞きするようになっています。
関連記事
- ちょっと前までブームだったのに、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか
どうやら「高級食パン」のブームが終わるようだ。最近、さまざまなメディアがこのように報じているわけだが、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか。その背景には、2つの理由があって……。 - なぜ山善の「焼肉グリル」は25万台も売れたのか 開発のヒントが面白い
山善の「焼肉グリルシリーズ」が売れている。第1弾が登場したのは、2020年7月のこと。その後、第2弾、第3弾を投入し、22年7月現在で累計25万台を突破した。なぜホットプレートがこれほどウケているのだろうか。人気の秘密を取材したところ……。 - ウェンディーズは「いま」どうなっているのか わずか1店舗からの“ウルトラC”
都市部を中心に「ウェンディーズ」の店を見かけるようになった。バブル時、100店を超えるほどの勢いがあったチェーン店はいまどうなっているのだろうか。同社の会長と社長を取材したところ……。 - キユーピーの「ゆでたまご」が、なぜ“倍々ゲーム”のように売れているのか
キユーピーが販売している「そのままパクっと食べられる ゆでたまご」が売れている。食べことも、見たことも、聞いたこともない人が多いかもしれないが、データを見る限り、消費者から人気を集めているのだ。なぜ売れているのかというと……。 - 「世界一勤勉」なのに、なぜ日本人の給与は低いのか
OECDの調査によると、日本人の平均年収は韓国人よりも低いという。なぜ日本人の給与は低いのか。筆者の窪田氏は「勤勉さと真面目さ」に原因があるのではないかとみている。どういう意味かというと……。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.