山善の「焼き肉→焼き鳥」がヒット、“もくもく”を減らす話を聞いた:3分インタビュー(1/3 ページ)
山善の「減煙電気七輪」が売れているという。8月中旬に発売しところ、あっという間に欠品状態に。開発にあたってどのような苦労があったのか、担当者を取材した。
3分インタビュー:
「SNSで話題のあの商品はどうやって開発したの?」「なぜこの会社はこんな取り組みを進めているの?」ちょっと気になっていた企業の“なぜ”をコンパクトに紹介します。
サービスや製品に込めた思いや苦労話など、担当者にしか分からない「裏側」を徹底取材。仕事が忙しくて、じっくりと情報を得ることができない人でも読めるよう、できるだけ簡潔にまとめています。テレワーク中の息抜きや移動時間、就寝前に「3分インタビュー」でサクッと情報収集!
家電量販店に足を運ぶと、“おひとりさま”をターゲットにした焼き鳥コンロがたくさん並んでいる。「おいしい焼き鳥を自宅でも食べたい」――。そんなニーズを受けて、各社から登場しているわけだが、よーく見ると、それぞれに特徴があって面白い。
サンコーの「焼き鳥メーカー2」は、機械に串をセットすると、それが自動でクルクル回るので、焼きムラが少ないことをウリにしている。三ッ谷電機の「屋台横丁」は、網を使って焼き鳥を、プレートを使ってたこ焼きを、それぞれ焼くことができるので、1台で2役を楽しめるようにしている。
このほかにも、たくさんの商品が並んでいる中で、後発組として登場したアイテムが人気を集めている。山善の「減煙電気七輪 ESR-Q100」(以下、電気七輪、5980円)だ。8月中旬に発売したところ、あっという間に欠品状態に。
同社の商品を見ると、ファミリー層向けのモノが多いのに、なぜ“おひとりさま”をターゲットにした製品をつくろうと思ったのか。また、開発する上で、どのような苦労があったのだろうか。商品企画に携わった、同社の近藤富昭さんに話を聞いた。
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