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やたらと長い説明文で売り上げ増 ドンキが「ミックスナッツ」のリニューアルに感じた手応え:PBを刷新(3/3 ページ)
ドン・キホーテのプライベートブランド(PB)「情熱価格」は、2021年2月のリニューアルを機に、パッケージに長い説明文を記載するようにした。どんな効果が出ているのか?
リニューアルを打ち出した背景
ドンキの情熱価格はなぜリニューアルすることになったのか。リニューアル前、情熱価格のラインアップは食品、家庭雑貨、健康用品、衣料品、ペット用品など約3900アイテムに及んでいた。
イオンの「トップバリュ」や、セブン&アイホールディングスの「セブンプレミアム」と違い、「情熱価格はドンキのPB」だと消費者がそれほど認知していないというのが課題だった。また、安くすることを中心に考えた結果、「ドンキらしからぬどこにでもありそうな商品ばかりを量産していた」という反省もあった。
そこで、ドンキの頭文字「ド」が目立つような新ロゴを考案するとともに、今後は商品ごとに「驚きのニュース」の提供を目指すという方針も掲げた。やたらと長い説明文をパッケージに記載しているのはそのためだ。
商品パッケージを変更する一方で、商品開発に顧客の声を反映させる取り組みもスタートした。21年2月から商品に対するダメ出し募集サイト「ダメ出しの殿堂」を開設。お客が気軽に要望を投稿できるようにしている。
商品の特徴や差別化ポイントを分かりやすく打ち出すドンキの戦略は今後も消費者の支持を得られるか。
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