2015年7月27日以前の記事
検索
ニュース

倒産が急増するパチンコ業界 次世代機「スマートパチスロ」は起死回生の一手になるか11月から導入(2/2 ページ)

パチンコ業界が苦境に陥っている――東京商工リサーチによると、8月までのパチンコホールの倒産は20件で、2021年間の18件を上回った。9月も4件の破たんが判明しており、14年(32件)以来、8年ぶりに30件台になる可能性があるという。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

高額な設備投資がハードル

 しかし、導入には大きな課題がある。サーバやユニットなどシステム投資を含め一台当たり約100万円の設備投資が必要になるのだ。東京商工リサーチは「半導体不足もあり台の確保が難しい。さらにシステム工事などの業者も、すでに水面下で奪い合いが起きている」と指摘する。

パチンコ
導入のための業者も奪い合い(画像はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

 また設備投資の高額さ故に、資金力の乏しいホールは、スマートパチスロを導入すること自体が簡単ではない。同社は「年末年始の稼ぎ時に、スマートパチスロを導入したホールとそうでないホールの間で来店客数に大きな違いが出る可能性もある」と分析する。

パチンコ
年末年始の稼ぎ時までに導入できるか(画像はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

 スマートパチスロに続き、23年には「スマートパチンコ」の導入も予定されている。次世代を象徴する両者は、苦戦を強いられるパチンコ業界の救世主となるか。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る