デジタル給与払い「利用しない」が6割 電子マネー利用率9割超も:全国860人にアンケート(1/2 ページ)
ライボは、全国の社会人860人を対象に「電子マネー実態調査」を実施した。全体の93.6%が電子マネーを「利用している」と回答。電子マネーの種類は「交通系」と「QRコード決済系」がいずれも8割を超えた。一方、政府が来春の解禁を目指す「デジタル給与払い」については、「利用しない」との回答が6割に達した。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
キャリアに関する調査機関「Job総研」を運営するライボ(東京都渋谷区)は、全国の社会人860人を対象に「電子マネー実態調査」を実施した。全体の93.6%が電子マネーを「利用している」と回答。電子マネーの種類は「交通系」「QRコード決済系」がいずれも8割を超えた。一方、政府が来春の解禁を目指す「デジタル給与払い」は、「利用しない」が6割に達した。
コロナ禍を機にライフスタイルが変化し、感染対策から電子マネーの利用率が増加傾向にある。経済産業省では2025年までにキャッシュレス決済比率40%を目指し、普及を後押ししているが、実態はどうなのか。
年代が上がるごとに利用率が上昇
最初に、電子マネーの利用有無について聞いたところ、全体の93.6%が「利用している」と回答した。このうち、利用している電子マネーの数を聞くと、全体の平均は3.3で、男女別では男性が3.3、女性が3.4という回答だった。年代別では、20代が3.2、30代が3.5、40〜50代はともに3.7となり、年代が上がるごとに利用する電子マネーの数が増加する傾向が見られた。
電子マネーの種類を4つのカテゴリに分けてそれぞれの利用状況を調査した。その結果、「交通系」が87.6%と最も多く、次いで「QRコード決済系」(81.1%)、「クレジットカード系」(46.2%)、「流通系」(32.7%)と続き、交通系とQRコード決済系がいずれも8割を超えた。
利用する理由で最も多かったのは「支払いがスムーズ」(91.6%)、次いで「ポイントが貯まる」(70.6%)、「スマホ決済ができる」(59.4%)となった。また利用しない理由では、「現金払いで十分」が65.5%で最多になり、「無駄遣いしてしまいそう」「利用の方法が分からない」がいずれも12.7%で続いた。
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