だからあなたは嫌われている 好かれるビジネスパーソンが心掛ける5つの習慣:“沼る”ビジネスパーソンの共通点(1/3 ページ)
どんな職場にも存在する「煙たがられている人」。ビジネス書作家で「気配りコンサルタント」の後田良輔さんは、「嫌われる人は性格の問題ではなく、自身の常識と受け手の常識のミスマッチから生じる」と説明する。連載後編では、好かれるビジネスパーソンが心掛ける5つの習慣を解説してもらう。
“沼る”ビジネスパーソンの共通点
「沼に足を取られたように、なかなかスランプから抜け出せない」「考えすぎてつらい……」。そんな時、どのように対応すべきなのだろうか。仕事上で起きがちな事例を基に、“沼”から抜けだすヒントを考えてみたい。
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どんな職場にも存在する「煙たがられている人」や「嫌われている人」。ビジネス書作家で「気配りコンサルタント」の後田良輔さんは、連載の前編で「職場で嫌われる人は性格の問題ではなく、自身の常識と受け手の常識のミスマッチから生じる」と説明した。
後田さん自身、大手広告代理店に入社した新人時代は、失敗の連続だったと明かす。打ち合わせの最中に顧客の前で居眠りをしてしまい、果ては「広告費ドロボウ」とのあだ名をつけられたこともあるという。
そんな後田さんが一転し、「気配りのプロ」として活躍するに至ったのはなぜか。長年、成功する経営者やビジネスパーソンの立ち居振る舞いを観察していると、周囲から好かれる共通した特徴が見えてきたと話す。
連載の後編では、好かれるビジネスパーソンが心掛ける習慣を後田さんの経験も交えて紹介する。
「自分を変えたい」と思ったときがチャンス
――嫌われている人が好かれる人へと変化することはできるのでしょうか
後田: 「自分を変えたい」という思いがあれば、変化することは可能です。その第一歩として、「主語を入れ替える」という方法で解決できます。
「私はこう思う」ではなく「〇〇さんならこう思うかも?」というように、何かを発言・行動する前に、相手はどう考えるかを想像するだけで、相手の心象の8割は改善できます。
――相手の立場に立って考える。シンプルに見えて意外と実践するのが苦手と感じる人もいるかもしれません
後田: トライアンドエラーは必要です。相手の立場に立って考える癖をつけることから始めたらよいでしょう。失敗したり叱られたり、嫌われたりすることは決して気持ちのいいことではありません。それでも、「自分を変えたい」と思ったときが一番のチャンスです。問題意識がないときに解決策を探すことはできませんが、「なぜ嫌われるのだろう」「自分を変えたい」と思ったときに、それが可能になります。
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