ニュース
赤城乳業、「カステラ風アイスバー」新発売 ふわふわの食感やザラメを完全再現:若手社員のアイデア
赤城乳業は、「カステラ風アイスバー」(162円)を10月11日から発売する。カステラをアイスにするというアイデアは、昨今の台湾カステラのブームを受けて、開発部に配属されて1年目の若手男性社員が考案したという。
赤城乳業は、「カステラ風アイスバー」(162円)を10月11日から発売する。カステラをアイスにするというアイデアは、昨今の台湾カステラのブームを受けて、開発部に配属されて1年目の若手男性社員が考案したという。
同商品はカステラ一切れ分のサイズ。同社広報担当者によると、見た目を本物のカステラに寄せることでアイスが小さくなるため、社内では反対の意見も数多くあった。しかし、「ただ味がカステラだけだとつまらない」との思いから、見た目のリアリティーを追求することにこだわったという。
開発に2年 ザラメ専用設備も導入
卵・牛乳・スポンジを中心に配合し、まるでカステラを食べているかのような味わいに仕上げた。カステラの食感を出すために、1からふわふわの食感の菓子素材を探すのに苦労したという。
また、アイスの先端にはカステラの醍醐味であるザラメが入っている。ザラメに適した素材を見つけるのに1年以上かかった上、「カステラを再現する上でも、また食感の変化を楽しむうえでもザラメは欠かせません。しかし、当初生産工場での設備適性がなく、ザラメ用の設備投資を行い再現しました」(同社広報担当者)。通常の商品は1年程のところ、同商品は2年以上の時間を費やし、カステラをアイスにした。
関連記事
- 脱げない靴下をつくりたい――と考案した「はかないくつした」が話題 逆転の発想はどう生まれたのか
「靴下のかかとが脱げやすいなら、いっそなくせばいいのでは?」――そんな思い付きから生まれたのが、ナイガイ(東京都港区)の「はかないくつした SUASiC(スアシック)」(1足880円)だ。 - オートミールを茶碗によそって箸で食べる!? 日本市場を狙うケロッグの意外すぎる作戦
日本ケロッグは9月15日、「粒感しっかり オートミールごはん」を発売した。同社の執行役員でマーケティング本部長の山田実さんによれば、日本のオートミール市場規模はこの4年で約10倍以上に急成長しており、2021年は623億4000万円にのぼるという。この急拡大は、オートミールならではの食べ方「米化」が要因だ。 - 「セカンド冷凍庫」が一躍人気になっている“なるほど”な理由 シャープに聞いた
「セカンド冷凍庫」が注目を集めている。家にもう1台冷凍庫を置くというと、部屋が手狭になるなどマイナスな印象を受けるかもしれないが、直近2年間で国内出荷台数は2倍近くに急増。人気の背景には、食品買いだめやコストコなど大容量商品の人気上昇のほかにも、追い風があるようだ。詳しい理由をシャープに聞いた。 - もはやオシャレ家電? 人気の「セカンド冷凍庫」しのぎ削るメーカー、焦点は2つ
食品買いだめやコストコなど大容量商品の一般化、ふるさと納税の返礼品などを追い風に、人気上昇中の「セカンド冷凍庫」。各社の人気セカンド冷凍庫を分析すると、ある特徴が見えてくる。キーワードは、「スリム」と「大容量」だ。 - 異例の350万本突破 リップモンスターが口紅市場で“モンスター級”になれた理由
コロナ禍により、化粧品市場は大きな打撃を受けた。2020年は6670億円(前年比88%)と大きく落ち込み、21年もほぼ同水準となった。最大の要因はメークアップ化粧品で、特にファンデーションや口紅など、マスクを着用すると崩れたり隠れたりしてしまうカテゴリーの落ち込みが大きくなっている。こうした状況にあって、累計販売本数が350万本突破するほどの人気商品となっているのが、KATEの落ちにくい口紅「リップモンスター」だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.