2015年7月27日以前の記事
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「自信を持って接客してもらいたい」 制服をジェンダーレス化した「びっくりドンキー」「JINS」の狙いSDGsの浸透(4/4 ページ)

ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」と、眼鏡専門店「JINS」が制服をリニューアルした。コンセプトの一つに「ジェンダーレス化」を掲げる。運営会社にその狙いを聞いた。

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従業員の声は?

 新しい制服のシャツは自由にサイズを選べるようにしているだけでなく、パンツは黒色であれば各自が好きなものを選択可能とした。新しい制服はオーバーサイズに設計しているため、従業員からは「体型を気にすることもなくなった」「動きやすい、働きやすい」といった声が寄せられているという。

 同社では秋冬用の制服として、コートとジャケットを11月下旬に導入する。こちらもジェンダーレスデザインを採用する予定だ。インナーは白であれば、各自が自由に好きなスタイリングができるよう規定しているという。

事務職では女性向け制服の需要が残る

 業務用制服や作業服を販売するユニフォームネクストの広報担当者によると、事務職用では女性用制服の需要は一部あるが、店舗などで働く人向けの制服では明確に女性用と打ち出しているものは少ないという。一部の仕様を女性向けにしている制服はあるが、デザインはほぼ男女で一緒というケースがこれまでも多かったそうだ。

 近年ではSDGsが社会に浸透してきている。制服のリニューアルにあたって、多様な人材が働きやすくなるように、ジェンダーレス化というコンセプトを強く打ち出す企業は今後も増えていくかもしれない。

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