ニュース
「自信を持って接客してもらいたい」 制服をジェンダーレス化した「びっくりドンキー」「JINS」の狙い:SDGsの浸透(3/4 ページ)
ハンバーグレストラン「びっくりドンキー」と、眼鏡専門店「JINS」が制服をリニューアルした。コンセプトの一つに「ジェンダーレス化」を掲げる。運営会社にその狙いを聞いた。
ダイバーシティー推進
眼鏡専門店「JINS」では、店舗スタッフの制服を約4年ぶりにリニューアル。新しい春夏用のシャツをスタッフが7月18日から順次着用している。
新しい制服は、安心感や信頼感を抱いてもらえるように、清潔さ・上品さが感じられるようにした。これまでの制服では男性用と女性用で仕様が分かれていたが、新しい制服は規格を共通にした。また、ジェンダーレスなデザインやサイズ感を取り入れた襟型の異なる2タイプのシャツを採用している。
これまでの制服には、シャツとジャケットを採用しており、見た目は男女で同一だったが、シルエットが異なっていたという。
なぜ、ジェンダーレス化をコンセプトの一つとして打ち出したのか。同社は従業員のダイバーシティー推進に取り組んでおり、性別、国籍、人種などを含めて多様な人材がいきいきと働ける環境づくりを目指している。そこで、制服のリニューアルにあたり、「ジェンダーレスなデザインであるとともに、店舗の従業員一人ひとりが自由に自分らしくスタイリングをして働ける環境の整備が必要と考えて企画した」(ジンズホールディングスの広報担当者)という。
関連記事
- レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。 - なぜ女子の半分が泳いでないの? ジェンダーレス水着の開発者が語った“忘れられない光景”
フットマークのジェンダーレス水着が話題になっている。性の悩みだけでなく、さまざまな理由で「肌を隠したい」生徒のニーズに対応するのが狙い。開発者にその背景を聞いた。 - パソナの淡路島移転計画はどうなっている? 家族で引っ越した社員が語ったリアルな日常
パソナが着々と社員の淡路島移住を進めている。実際に働いている社員はどういったことを考えているのか。現地で増えている商業施設の状況も取材した。 - 290円ラーメンに250円定食 びっくりドンキー、幸楽苑、なか卯で進む「朝食革命」の正体
朝食に力を入れる外食チェーンや飲食店の動きが目立ってきた。ハンバーグ専門店「びっくりドンキー」、タピオカや台湾料理の専門店「春水堂」などが参入している。どのような戦略を打ち出しているのか。 - IT駆使して人気だった「ブルースターバーガー」なぜ閉店? プロが指摘する「接客不要」の落とし穴
外食DXの成功例としてもてはやされた「ブルースターバーガー」。完全キャッシュレス、非接触のスタイルが画期的だった。行列ができるほど人気だったのに、なぜ全店閉店に追い込まれたのか。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.