偏差値60以上! 子どもの中学受験を合格に導いたサポート 2位は「勉強を教える」、1位は?:保護者150人に聞く(2/2 ページ)
イノベーションシステムが運営するひまわり教育研究センターは、偏差値60以上の中学校に通う子どもをもつ保護者150人に「子どもの中学受験」についてのアンケート調査を実施した。「受験サポートの中で合格につながったと思われること」として挙がったのは?
具体的なサポートの内容
サポート内容を「勉強のサポート」「日常生活のサポート」「精神面でのサポート」「食事のサポート」の4つに分類し、それぞれ具体的にどのようなことをしたのか尋ねた。
「勉強のサポート」と回答した人からは、「一緒に勉強した」「テスト前に過去問を解いて、間違えた問題をノートにまとめた」「毎日朝起きてから寝るまでの間の勉強スケジュールを立てた。塾の復習は2周はやり、確実に自分のものにするように計画を立てた」といったコメントがあった。
「日常生活のサポート」と答えた人からは、「スケジュール管理と体調管理をして、常にベストに勉強できるようにした」「塾の時だけでなく自習する時も希望する時間に送り迎えした」「一週間日程表を作成して管理。子どもは塾の勉強に集中させて、それ以外のことで子どもが自分自身でできていないことを手伝った」といった意見が寄せられた。
「精神面でのサポート」と回答した人は、「笑顔を絶やさないこと」「とにかく褒めたり、鼓舞したり子どもにやる気を出してもらうように応援した」「どれだけ真剣に志望校に行きたいかは本人が一番知っているので、集中できる環境、応援している環境が伝わるように心掛ける」といった意見を寄せた。
「食事のサポート」と答えた人からは、「健康の基本は食にあると思っているので、本人の好き嫌いと栄養のバランスを考えながら食事の用意をした」「夕飯は塾でお弁当を食べるが、温かいお弁当を毎日受付に預けていた。汁物も持参して、家で食べる夕飯のようにしていた」といったコメントが寄せられた。
調査は8月16〜18日の間、インターネットにて実施。対象者は偏差値60以上の中学校に通う子どもをもつ保護者、調査人数は150人(男性81人、女性69人)。
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