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サイバー攻撃の実態 半数近くが被害なしも、対策不足が浮き彫りに:1年以内にサイバー攻撃を受けた企業は24.2%(2/2 ページ)
帝国データバンクは、サイバー攻撃に対する実態について調査を行った。直近1年以内でサイバー攻撃を受けたこと(可能性がある場合も含む)があるか尋ねたところ、8.6%が「1カ月以内に受けた」と回答した。
サイバー攻撃を受けた際にかかった費用
直近のサイバー攻撃を受けた際の費用について尋ねたところ、「0円(サイバー攻撃を受けたが支出はない)」(77.9%)が最多となった。
費用が発生した企業からは、「不正アクセスによるランサムウェア被害を受けた。ウイルス対策ソフトの効果はみられず、サーバ内のExcelファイルなどがロックされ、解除キーの金銭要求があった」(土工・コンクリート工事、支出額100万円未満)や「不正アクセスによる自社Webサイト改ざんが過去にあった」(旅館、支出額100万円〜500万円未満)といった声が寄せられた。
帝国データバンクは、「セキュリティ対策推進枠など政府の補助金制度を活用して対策を強化するとともに、官民が一体となってサイバーセキュリティ対策に関する情報を効果的に発信する必要がある」と指摘している。
調査はインターネットで、10月7〜12日に実施した。有効回答企業数は1251社。
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