「死者との対話」も可能に? ビジネス規模も拡大する「チャットボット」の現在:世界を読み解くニュース・サロン(5/5 ページ)
死者と再び対話ができるチャットボットがあるという。最近のチャットボットはどこまで進化しているのか、私たちの生活に与える影響とは。
チャットボットの未来は
確かなことは、現時点ですでに、使う側の精神状態などによっては、チャットボットを擬人化してしまうほど、そのテクノロジーのレベルが高くなっていることだろう。
すでに述べた通り、今後、このテクノロジーがビジネスの世界でも広がると見られている。例えば、イーコマースや市場調査、広告、カスタマー対応など、その用途はどんどん広がっていく可能性がある。顔認識や音声認識などの技術も向上していくにつれて、チャットボットなどとの組み合わせで、未来的な世界が見えてくる。
死者との対話のみならず、チャットボットのこれからに注目だ。
筆者プロフィール:
山田敏弘
ジャーナリスト、研究者。講談社、ロイター通信社、ニューズウィーク日本版に勤務後、米マサチューセッツ工科大学(MIT)でフェローを経てフリーに。
国際情勢や社会問題、サイバー安全保障を中心に国内外で取材・執筆を行い、訳書に『黒いワールドカップ』(講談社)など、著書に『ゼロデイ 米中露サイバー戦争が世界を破壊する』(文藝春秋)、『モンスター 暗躍する次のアルカイダ』(中央公論新社)、『ハリウッド検視ファイル トーマス野口の遺言』(新潮社)、『CIAスパイ養成官 キヨ・ヤマダの対日工作』(新潮社)、『サイバー戦争の今』(KKベストセラーズ)、『世界のスパイから喰いモノにされる日本 MI6、CIAの厳秘インテリジェンス』(講談社+α新書)。近著に『プーチンと習近平 独裁者のサイバー戦争』(文春新書)がある。
Twitter: @yamadajour、公式YouTube「SPYチャンネル」
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