Z世代が「動画を倍速で見る」理由 2位「他の動画も視聴したいから」、1位は?:世代ごとの違いが顕著に(2/2 ページ)
損害保険ジャパンは、全国の18〜57歳の男女に「世代別の動画視聴態度の実態」を調査した。Z世代が動画を倍速視聴で見る理由とは?
Z世代は、約1.2倍も多くセリフ量を理解
さらに快適に感じる速度を、動画内で話しているセリフ「1秒あたり」の文字数に換算した。Z世代は「1秒あたり12.3文字」、一方他世代は「1秒あたり10.1文字」だった。この結果からも、Z世代は動画を倍速視聴する傾向があり、他世代と比べて約1.2倍も動画内のセリフ量をストレスなく理解していた。
また、速度変更基準を「動画の長さ」と「動画の内容」どちらで選んでいるかの問いに、「動画の長さ」と答えたのは、Z世代で50.9%、ミレニアル世代は44.1%、就職氷河期世代は25.0%、バブル世代は15.2%と、若い世代ほど「動画の長さを基準」に視聴速度を決めていた。
倍速しようと思う動画の長さの基準は、Z世代は64.5分、ミレニアル世代は31.0分、就職氷河期世代は26.3分、バブル世代は19.1分。
1日あたりの動画視聴時間は?
動画を週に1日以上視聴する人に対し1日あたりの動画視聴時間を聞いたところ、平均2.1時間で、最も長い視聴時間だった世代はZ世代(2.9時間)次いでミレニアル世代(2.2時間)、就職氷河期世代(1.7時間)、バブル世代(1.6時間)だった。若い世代ほど動画視聴時間が長い傾向があった。
よく視聴する動画メディアは?
よく視聴する動画メディアで最も多かったのは「YouTube」(90.8%)、次いで「テレビ」(53.8%)、「動画系サブスクリプションサービス」(41.8%)だった。世代別でみると、Z世代は縦型ショート動画のメディアを見ている割合が他の世代よりも高かった。
調査は9月、全国の18〜57歳の男女を対象に、インターネットで行った。有効回答数は800人(Z世代18〜26歳、ミレニアル世代27〜42歳、氷河期世代43〜51歳、バブル世代52〜57歳、各200人)。
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