許容できる事故物件 3位「孤独死」、2位「周辺に墓地」、1位は?:500人にアンケート
「訳あり物件買取プロ」を運営するAlbaLink(東京都江東区)は、全国の男女500人を対象に「許容できる心理的瑕疵物件のレベルに関する意識調査」を実施した。その結果、心理的瑕疵物件に抵抗がある人は85.8%であり、レベルにかかわらず許容できない人が半数以上いることが分かった。
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「訳あり物件買取プロ」を運営するAlbaLink(東京都江東区)は、全国の男女500人を対象に「許容できる心理的瑕疵物件のレベルに関する意識調査」を実施した。心理的瑕疵物件に抵抗がある人は85.8%に上り、レベルにかかわらず許容できない人が大多数いることが分かった。
心理的瑕疵物件とは「買ったり借りたりするにあたり、心理的なハードルのある物件」を指し、いわゆる「事故物件」や「訳アリ物件」をいう。
心理的瑕疵物件に住むことへの抵抗感を聞いてみると、「とても抵抗がある」(62.4%)、「やや抵抗がある」(23.4%)の回答を合わせると85.8%に上り、大多数の人が抵抗感を持っていた。
男女別に比較してみると「とても抵抗がある」「やや抵抗がある」と答えた人が、男性では74.2%いるのに対し、女性は91.4%と17ポイントほど多くなった。また「全く抵抗がない」と回答した割合も、女性0.3%に対し男性は8.6%と差が目立った。
抵抗がある人の理由としては、「家には安らぎを求めるので『治安が悪そう』『怖いな』と思ってしまう物件には住みたくない」(30代女性)、「病気や孤独死なら仕方ないと思うが、やはり知ってしまうと契約する気にはなれない」(40代女性)などの声が挙がった。
反対に、抵抗がない人の理由には「幽霊を信じていないから」(20代男性)、「相場より安く住めるのは魅力的」(30代男性)などという意見が見られた。
許容できる心理的瑕疵は?
許容できる心理的瑕疵物件について聞いてみると、「いずれも許容できない」が289人で最多となった。2位には「周辺に嫌悪施設(墓地・火葬場・遊戯施設・工場など)がある」で147人、3位は「孤独死(特殊清掃済み)」の96人と続いた。
許容できない人が多くなったのが「殺人」と「周辺に反社会勢力の拠点がある」だった。部屋自体の心理的瑕疵は許容できても、治安の悪さは避けたいと考える人が多いことが推測される。
調査は、全国の男女500人(女性337人/男性163人)を対象にインターネットにより実施した。調査期間は10月14〜16日。
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