ホンダ、欧州向け初のEVバイク「EM1 e:」公開 バッテリー交換式、40km以上の航続距離
ホンダが欧州市場向け初のEVバイク「EM1 e:」を発表。11月13日まで伊ミラノ市で開催中の二輪車の国際見本市「EICMA 2022」(ミラノショー)で展示する。
本田技研工業(ホンダ)は11月8日、欧州市場向け初のEVバイク「EM1 e:」(イーエムワン イー)を発表した。13日まで伊ミラノ市で開催中の二輪車の国際見本市「EICMA 2022」(ミラノショー)で展示する。
バッテリー交換式で40キロ以上の航続距離
ホンダは9月、2025年までにグローバルで、電動二輪車を計10モデル以上投入する方針を発表。方針発表以降、初めてのEVバイクとなる。第1号のモデルは若者をターゲットに設定。「手軽で楽しいアーバンライディングを提供する」という。
最高速度は時速45キロ、1回の充電で40キロメートル以上の航続距離を実現した。交換式バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」を1個搭載しており、充電済みのバッテリーパックに交換することで、充電されるのを待つことなく走行できるようにした。
同社は「街中での走行や通学・通勤を、効率よく、静かに、クリーンに走るEM1 e:は、現代のニーズやライフスタイルに最適」としている。
「XL750 TRANSALP」「CL500」も発表 日本でも発売へ
同社はEVバイクに加え、ガソリン車の新モデルも発表した。オールラウンドモデル「XL750 TRANSALP」では、市街地から高速道路、未舗装道路での走行に対応。同社は「『日常短距離での扱いやすさと、休日の長距離、高速走行時の快適性の両立』『舗装路での軽快性と未舗装路の走破性の両立』『冒険心を掻き立てる豊富で充実した装備」を高い次元で実現した」としている。
モダンなイメージを持たせたスクランブラースタイルモデル「CL500」は、471cc直列2気筒エンジンを搭載。34.3kWの出力と43.4Nmのトルクを発生する。「1速から6速までシャープでレスポンスの高い加速を実現した」(同社)という。
2モデルに加え、同時発表の「CMX1100T Rebel」は日本でも販売する予定だ。
その他、「フォルツァ125」「フォルツァ350」「MSX Grom」も発表した。新モデルの説明は同社公式Webサイトで公開している。
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