「東京チカラめし」がタイに出店、香港に続く海外展開:2023年に1号店オープン
SANKO MARKETING FOODSは、タイのON AND ON GROUP COMPANYと基本ライセンス契約を締結。2023年1月下旬、「東京チカラめし」1号店をバンコクに出店する。
外食チェーンを展開するSANKO MARKETING FOODSは11月2日、タイ王国(以下、タイ)のON AND ON GROUP COMPANYと基本ライセンス契約を締結したと発表した。2023年1月下旬、「東京チカラめし」1号店をバンコクに出店する。
東京から消えた「東京チカラめし」がバンコクに
「東京チカラめし」は、居酒屋チェーン「金の蔵」などを展開する同社が、11年に「東京から日本にチカラを!!」という思いを込めてオープンした牛丼チェーン。最盛期の13年秋ごろには132店舗まで拡大したが、 22年11月現在国内の店舗は直営の新鎌ヶ谷店(千葉県鎌ケ谷市)とフランチャイズの大阪日本橋店(大阪市)のみ。
海外店舗のほうが多く、21年6月に進出した香港では旺角店、新蒲崗Mikiki店、Science Park店の3店舗を出店し、連日多くの顧客から好評を得ているという。(関連記事)
タイ1号店を出店するバンコクは、タイの首都として政治、経済、教育、文化の中心を担い、近年では“東南アジアのハブ”として世界中から注目が集まる国際都市。観光客数も新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前まで、4年連続で世界最多となっており、三大寺院をはじめとした観光スポット、巨大なショッピングモール、ワールドクラスのラグジュアリーホテルが点在している。
同社は20年1月31日から2月2日の3日間にわたり、バンコク・セントラルワールドにて開催された「ジャパンエキスポタイランド2020(JAPAN EXPO THAILAND 2020)」に「東京チカラめし」を出展。「焼き牛丼」に代表される「東京チカラめし」の味とクオリティーは、バンコクにおいても多くの人に好まれると確信したという。
バンコク店(仮称)では焼き牛丼や焼き豚丼のほか、カレーライス、唐揚げ定食、餃子定食、焼き牛重箱など各種メニューを提供予定。「世界各国でさらに高まる日本ブランドへの需要拡大に応え、積極的に『東京チカラめし』ブランドの世界展開を推進していく」(同社)としている。
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