2021年のギョーザの購入金額ランキング 浜松市、宇都宮市を抑えて1位になったのは?:家計調査ランキング
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方改革、企業の戦略立案、マーケティングなどに役立つさまざまな調査データを紹介していく。
仕事に役立つ調査データ:
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ギョーザを一番買うのはどこか? 総務省の家計調査によると、2021年のギョーザの1世帯(2人以上)あたりの購入金額は、全国の県庁所在地・政令指定市のうち宮崎市が4184円で1位となった。2位は浜松市が3728円、3位は宇都宮市が3129円と続く。全国平均は2093円だった。
初めて1位を獲得した宮崎県では、持ち帰り専門店があるなどギョーザの持ち帰り文化が根付いている。家計調査ではギョーザ専門店やスーパーなどで生ギョーザ・調理済みの惣菜として売られているものが対象となっており、この持ち帰り文化が購入金額を押し上げたとみられる。
20年9月には宮崎市ぎょうざ協議会が設立され、ギョーザを地鶏やチキン南蛮に次ぐ新しい観光資源とする動きが広がっている。
昨年1位からランクダウンした浜松市。浜松餃子特設サイトによると、浜松餃子の定義は「浜松市内で製造されていること」「製造者が3年以上浜松に在住していること」が条件とされている。「円形である」「もやしが添えられている」「野菜が多めであっさり」といった特徴がある。
3位の宇都宮市は年間購入金額が10年まで15年連続、13年、17年、19年も日本一を獲得しており、週に数回ギョーザを食べるのがスタンダードだという。宇都宮餃子会が運営するギョーザのテーマパーク「来らっせ」では、「宇都宮みんみん」「めんめん」「香蘭」「龍門」「さつき」と5つの人気店が出店する常設店舗と、30種類のギョーザを日替わりで味わえる日替わり店舗を展開している。
なお、22年上半期(1〜6月)の支出金額では、宮崎市は1969円と、宇都宮市(2019円)に追い抜かれ2位となっている。
ランキングは、総務省が発表した家計調査の全国の県庁所在地と政令指定都市の1世帯の購入金額から作成した。
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