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お客は「どの弁当」の前で立ち止まっているのか ベルクの分析が面白い「実証実験」の結果(4/4 ページ)

店内のお客の動きを分析して、売り上げアップを図っているスーパーがある。関東で展開しているベルクだ。お弁当コーナーを分析したことで、どのようなことが分かってきたのかというと……。

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カメラを入口に設置すれば

 これからの話をすると、お弁当エリアのデータをさらに分析して、売り上げを伸ばすことが考えられる。もちろん、それだけではない。入口にカメラを設置して、データを分析することができるかもしれない。

 お客は店に入ると20分ほどウロウロして、会計を済ませることが多い。となれば、店内にいま何人いるのか、〇時〇分に何人が入ったのか、といったデータが分かれば、レジの稼働台数を増やしたり減らしたり、といった手を打つこともできる。

 スーパーにはたくさんの通路があるので、各列にカメラを設置することもできる。そこでも通過している人はどのくらいいるのか、滞在している人はどのくらいいるのか。そうしたデータを分析することによって、ほかの場所でも「スタッフの思い込み」が浮き彫りになるかもしれない。

 カメラを設置すればするほど、現場からこのような声が聞こえてきそうである。「ええっ、そうだったの? じゃ、対応を変えなきゃ」と。

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