「2週間の休暇ありがとう!」NTT東、どんな休暇制度? カタールでW杯観戦の社員が話題:うらやましい
「上司へ、2週間の休暇をありがとう!」――。国際サッカー連盟FIFAのTwitter公式アカウントが投稿した、ある日本人サポーターの写真が話題になっている。このサポーターは、実はNTT東日本で働く社員。2週間の休暇とはうらやましいが、いったいどんな休暇制度なのだろうか。
「上司へ、2週間の休暇をありがとう!」――。国際サッカー連盟FIFAのTwitter公式アカウントが投稿した、ある日本人サポーターの写真が話題になっている。サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会の会場で、休暇を認めた上司への感謝を記した紙を掲げる男性。実はNTT東日本で働く社員だという。2週間の休暇とはうらやましいが、いったいどんな休暇制度なのだろうか。
FIFAが11月23日に発信したツイート。英語で上司に感謝の言葉を掲げる日本人サポーターの写真を添付し「この言葉をすべての上司に贈ります」(This one goes out to all the bosses out there)と投稿した。
25日、この投稿に反応したのはNTT東日本。同社の公式アカウントで投稿を引用し、「休暇とW杯を楽しんでください。上司より」(Please enjoy your vacation and the World Cup! From your boss)と英語で投稿した。
NTT東によると、この社員は神奈川事業部に所属し、地域活性化や地方創生に関する業務に従事しているという。今回、本人に了解を得た上でリツイートしたという。気になるのは、2週間の休暇の仕組みだ。
「今回は特別な休暇制度ではなく、有給休暇を利用しています。一部、休日出勤した分の代休を組み合わせて2週間の長期休暇にしています」(担当者)
NTTグループでは、働き方の指針として「ワークインライフ」を提唱する。人生(ライフ)の中には家族や趣味、休暇などさまざまな要素があり、その中の1つとして仕事(ワーク)がある――という考え方だ。
休暇制度の中には「ライフプラン休暇」を設けており、年次休暇を消化できなかった場合に毎年3日を限度に積み立てることができる。事由に関わらず利用可能とし、リフレッシュや出産・育児、家族の介護、不妊治療など、さまざまな用途で利用されているという。
NTT東の有給休暇取得率(2020年度)は85%、女性の育児休職取得率(18年度)は95%だという。
同社は、カタールで感謝の言葉を掲げた社員について「充実した休暇を取ってもらうのは業務にも良い影響を与えると考えます。社員が働き方を工夫して有意義な休暇を過ごしているなら望ましいことだと考えます」とコメントした。
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