ロイホのパンケーキが「テレビ番組の酷評」で、再ブレイクしそうなワケ:スピン経済の歩き方(1/7 ページ)
ロイヤルホストのパンケーキがテレビ番組で酷評され、ネット上でちょっとした騒ぎになっている。ファンの間からは怒りの声が多く寄せられているが、筆者の窪田氏はそれほどカッカする話ではなという。どういう意味かというと……。
「私はロイホのパンケーキが世界一おいしいと思っている! 不合格にした店は全部潰れたらいい」
「ロイホはこんな不当なジャッジに負けずに味を守ってほしい、あんな番組は打ち切りにせよ!」
そんな怒りの声がSNSで多く寄せられている。TBS系の「ジョブチューン」の中の、ロイヤルホストの料理を一流料理人がジャッジをするという企画で、ロイホで1978年から続く定番のパンケーキが「不合格」とされたことに腹を立てているファンが多くいるのだ。
実は筆者もリアルタイムで番組を視聴していたのだが、「すごくケミカルな味」「古い形にこだわりすぎ」「家でも焼けるんじゃないかと思ってしまう」などと気の毒になるほど酷評されていた。最終的にロイホは10品のうち7品が合格とまずまずの戦績だったが、結果を報告された社長もパンケーキが不合格になったことにショックを隠せなかったほどだった。
この「ロイホの悲劇」を受けて案の定というか、同番組や審査員たちへの“正義の制裁”が始まっている。義憤にかられた善良な市民によって、辛辣(しんらつ)な意見を述べた料理人たちの店のレビューが「クソマズイ」「許さない」などのコメントで荒らされているのだ。
実は同番組では2022年1月にも同じようなことが起きている。ある料理人がファミリーマートの和風ツナマヨネーズおにぎりを「食べてみたい気にならない、ビジュアルが」と酷評したところ「偉そう」「何様だ」と炎上。本人の店だけではなく、名字が同じなだけで無関係な店まで被害にあった。今回もそんな上から目線のジャッジに対して、ロイホファンの怒りが爆発しているというわけだ。
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