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アパレル業界がざわつく! 本物みたいな「AIモデル」ができること:ABテストも容易に(4/5 ページ)
アパレル企業向けのAIモデルサービスが、業界でにわかに話題だ。本物のモデルと間違えてしまいそうなクオリティーなのに、コストは50着15万円〜。AIモデルが広がれば、アパレル業界はどのように変化するのか。
モノ画像と比較して、売り上げが2倍以上に
AIモデル社では、AIモデルの生成や衣装着用のデータ作成のみならず、AIモデルの運用支援もサービスとして提供している。いかにAIモデルがブランディングや売上向上に効果をもたらすかについて同社が実施した実証実験(※)では、CTR(クリック率)や売り上げが分かりやすく向上した実例があったという。
(※)22年6月20日〜8月31日に対象のECサイトを訪問した全ユーザーを対象に調査
この実験では、モデルを使用しない洋服のみの画像とAIモデルが洋服を着用した画像を使ってABテストを実施した。その結果、AIモデルの着用画像を使った場合に、CTRが218%、売り上げが207%に増加した。
あくまで一部の企業での結果であり、そのほかのブランドで同じ結果になるとはいえない。しかし、モデルが着用している画像のほうが洋服のイメージが伝わりやすい、洋服の印象が向上するといった効果は考えられる。
AIモデル社では、AIモデルと掛け合わせることで売上向上を目指す「VIRTUAL DRESSING」(バーチャルドレッシング)も開発した。これは、AIモデルのコーディネートをワンクリックで着せ替えできる「仮想試着」だ。
アパレル企業のスタッフが自由にコーディネートを組んで提案できるほか、Webサイトを訪れた消費者も自分好みにコーディネートを変えられる。同機能を使った実証実験(※)では、1〜2%だったコンバージョン率が8%弱まで向上した事例があったという。
(※)22年10月1日〜11月15日に対象のECサイトを訪問した全ユーザーを対象に調査
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