ニュース
来年2月、10月並みの値上げラッシュ再来か すでに4000品目突破:今年の累計は2万822品目
帝国データバンクが調査した、上場する主要飲食料品メーカー105社の価格改定計画によると、12月の値上げは調味料、ゼリー類や砂糖などを中心に175品目が判明した。
帝国データバンクが調査した、上場する主要飲食料品メーカー105社の価格改定計画によると、調味料、ゼリー類や砂糖などを中心に175品目が12月に値上げすると判明した。2022年の値上げ品目累計は2万822品目、値上げ率平均は14%だった。
23年の値上げ品目数は11月末時点で累計4425品目。同社は、「今月中にも計画ベースで累計5000品目に到達する見込みで、特に2月(3269品目)は今年10月(6699品目)に次ぐ規模の値上げラッシュとなる可能性がある」と指摘する。
23年の値上げで最も多い食品分野は加工食品で、特に冷凍食品は今夏に続き3度目の値上げとなる。菓子(252品目)も、原材料やエネルギーなど製造コストの増加を背景に、再値上げの動きが加速している。ドレッシング、ソースなど調味料(1065品目)は、主に食用油価格の高騰などが響いた。
酒類・飲料は949品目で、輸入ウイスキーやワイン、焼酎など主に酒類の値上げが中心だ。特に輸入洋酒は円安に伴う輸入コストにより大幅な価格引き上げを行う品目が目立つ他、国内製造品でも発売以来初の値上げとなる商品もみられた。
関連記事
- 脱げない靴下をつくりたい――と考案した「はかないくつした」が話題 逆転の発想はどう生まれたのか
「靴下のかかとが脱げやすいなら、いっそなくせばいいのでは?」――そんな思い付きから生まれたのが、ナイガイ(東京都港区)の「はかないくつした SUASiC(スアシック)」(1足880円)だ。 - オートミールを茶碗によそって箸で食べる!? 日本市場を狙うケロッグの意外すぎる作戦
日本ケロッグは9月15日、「粒感しっかり オートミールごはん」を発売した。同社の執行役員でマーケティング本部長の山田実さんによれば、日本のオートミール市場規模はこの4年で約10倍以上に急成長しており、2021年は623億4000万円にのぼるという。この急拡大は、オートミールならではの食べ方「米化」が要因だ。 - 「セカンド冷凍庫」が一躍人気になっている“なるほど”な理由 シャープに聞いた
「セカンド冷凍庫」が注目を集めている。家にもう1台冷凍庫を置くというと、部屋が手狭になるなどマイナスな印象を受けるかもしれないが、直近2年間で国内出荷台数は2倍近くに急増。人気の背景には、食品買いだめやコストコなど大容量商品の人気上昇のほかにも、追い風があるようだ。詳しい理由をシャープに聞いた。 - もはやオシャレ家電? 人気の「セカンド冷凍庫」しのぎ削るメーカー、焦点は2つ
食品買いだめやコストコなど大容量商品の一般化、ふるさと納税の返礼品などを追い風に、人気上昇中の「セカンド冷凍庫」。各社の人気セカンド冷凍庫を分析すると、ある特徴が見えてくる。キーワードは、「スリム」と「大容量」だ。 - 異例の350万本突破 リップモンスターが口紅市場で“モンスター級”になれた理由
コロナ禍により、化粧品市場は大きな打撃を受けた。2020年は6670億円(前年比88%)と大きく落ち込み、21年もほぼ同水準となった。最大の要因はメークアップ化粧品で、特にファンデーションや口紅など、マスクを着用すると崩れたり隠れたりしてしまうカテゴリーの落ち込みが大きくなっている。こうした状況にあって、累計販売本数が350万本突破するほどの人気商品となっているのが、KATEの落ちにくい口紅「リップモンスター」だ。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.