「働きながら試合観戦」 日ハム新球場にワーケーション施設 各球団で広がる「観戦体験」の充実:球場から「ボールパーク」へ(1/2 ページ)
2023年にオープン予定の、北海道日本ハムファイターズ新本拠地。球場内に、ワーケーション施設がオープンするという。各球団の本拠地を見ると、「観戦体験」の充実度を高める動きが進んでいる。
ファイターズ スポーツ&エンターテイメントは、2023年3月に開業するES CON FIELD HOKKAIDO(以下、エスコンフィールド)に、ワーケーション施設を展開すると発表した。三菱地所の「WORK×ation プロジェクト」と連携する。
球場内レフトスタンドに位置する施設「TOWER 11(タワー・イレブン)」の4階に、「WORK×ation Site 北海道ボールパーク F ビレッジ」を開設する。「野球場で仕事をする」「働きながら野球を見る」といった体験だけでなく、温泉・サウナやグランピングなども合わせた「ボールパーク型ワーケーション」を提供する。開業は23年3月予定。
同ワーケーション施設は、パークサイドとフィールドサイド、それぞれ1室ずつの構成。パークサイドでは、ディスカッションなどに適したワーケーションオフィス、フィールドサイドはソロワークや団らんなどを想定したラウンジ空間になっている。試合日だけではなく、非試合日も営業するという。
減少するプロ野球ファン 球場観戦もコロナ禍で減少
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの「2022年スポーツマーケティング基礎調査」によると、日本のプロ野球チームを応援している人は全体のうち26.0%。前年調査から2.1ポイント減少した。過去1年間でスタジアム・競技場でスポーツ観戦した人は13.4%と、前年の8.3%から5ポイントほど増加。一方で、コロナ前の水準(19年:21.8%)には程遠い。
こうした中、球場の体験をアップデートすることでファンを呼び込む流れが続いている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
プロ野球で断トツ320億円! なぜ、福岡ソフトバンクホークスは儲かっているのか
プロ野球球団で断トツの売り上げを誇る福岡ソフトバンクホークスのビジネスモデルを解説する。
プロ野球とJリーグ、コロナ禍でより運営が厳しいのはどっち? カギを握る「コロナ回帰率」とは
感染拡大防止の観点から無観客試合を続けていたが、観客動員を始めたプロスポーツ。しかし、内情を見ると野球とサッカーで明暗が分かれたようだ。詳しく数字を見ると、コアなファンの数が命運を分けたようだ。さいたまブロンコスオーナー/横浜DeNAベイスターズ初代球団社長の池田純氏が解説する。
レゴランドってそんなにひどいの? 家族を連れて行ってみた
「隣接する商業施設からテナントが撤退」「水筒の持ち込み禁止」などのニュースで注目を浴びているレゴランド。ネット上では酷評する声もあるが、実際はどうなのだろうか。記者が家族を連れて遊びに行ってみた。
7割が「不満」 冬ボーナスの支給金額 3位「5万〜10万円」、2位「30万〜50万円」、1位は?
ヒューネルがボーナスに関する調査結果を発表した。最も多くの人が回答した金額帯はいくらだったのか?
「行ってみたいスーパー銭湯」ランキング 2位は「京都 竹の郷温泉 万葉の湯」、1位は?
旅行情報誌「じゃらん」は「スーパー銭湯」に関する調査を実施した。「一度行ってみたい」と思う最新スーパー銭湯3位は「神馬の湯」、2位は「京都 竹の郷温泉 万葉の湯」だった。
温泉宿のクチコミランキング 3位「伊香保温泉 ホテル木暮」、2位「効能溢れる癒しの湯治宿 玉川温泉」 1位は?
楽天トラベルが「お風呂のクチコミ評価が高い温泉宿ランキング」を発表した。クチコミを基に、1〜10位までをランク付けしている。その結果、3位には伊香保温泉、2位は玉川温泉の宿がランクイン。果たして1位はどこだったのか?
中国人が「日本で買いたい物」に変化 コロナ前1位の「化粧品」を上回ったのは?
ENJOY JAPANは、海外旅行を希望する中国在住の中国人にアンケート調査を実施した。コロナ前と比較して日本で購入したいものや情報収集に使用するSNSなどに変化が表れていることが分かった。


