2015年7月27日以前の記事
検索
ニュース

話題の冷凍自販機に、カメラとデジタルサイネージをつけたらどうなるのか 商品ラインアップを最適化する実証実験仙台で実施中(2/2 ページ)

NTT東日本が複数の企業と組んで実証実験を実施している。冷凍自販機にカメラを設置してデータを取得。データに基づき、デジタルサイネージに掲出する動画を変える。

Share
Tweet
LINE
Hatena
-
前のページへ |       

データをもとにサイネージに映す商品を選定

 自販機が設置されている場所はいわゆる仙台市のオフィス街で、平日朝晩の通行量が多く、土日は通行量が少ないという特徴がある。自販機の利用者については、男女ともに30〜50代がボリュームゾーンということが分かっている。

 デジタルサイネージは自販機の上部に掲出されている商品パネルと、下部の商品取り出し口の間についている。調理をしているイメージの動画や、シズル感を与えるような完成イメージの動画が映し出されるという。現段階では、過去に実施した同様の実証実験などから得られたデータをもとに、「この時間帯にはこういった属性の人が特に購入するだろう」と推定し、サイネージで映し出す商品を選定しているという。もちろん、現時点でもデータは収集しており、施策に反映はしていく予定だ。


自販機を設置してる場所(出所:プレスリリース)

 コロナ禍の影響で、自宅で気軽に専門店の味を味わいたいというニーズが高まったことから、冷凍自販機の普及が進んでいる。デジタルサイネージを組み合わせたマーケティング手法は今後どう進化していくか。

前のページへ |       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

ページトップに戻る