直近1年間に購入したPB商品 2位「セブンプレミアム」、1位は?:インスタント食品が人気
マイボイスコムは「プライベートブランド(PB)商品」に関する調査を実施し、その結果を発表した。直近1年間に購入したPB商品は……。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
マイボイスコムは「プライベートブランド(PB)商品」に関する調査を実施し、その結果を発表した。直近1年間に購入したPB商品を聞いたところ、「トップバリュ」(64.9%)が最も多く、次いで「セブンプレミアム」(43.2%)、「ローソンセレクト、ウチカフェ」(23.8%)、「コープ商品」(22.0%)、「CGC」(20.6%)と続いた。
地域別にみると、「セブンプレミアム」は東北、関東など、「コープ商品」は北海道、東北など、「CGC」は北海道、東北、北陸などでの比率が高い。
PB商品で、よく買うカテゴリを尋ねたところ「インスタント食品・レトルト食品、料理の素」「お菓子、チルドデザート、アイス類」「調味料、たれ・ソース類、油など」が3割前後に。
どのようなときに、PB商品を選んでいるのだろうか。この質問に対し「コストパフォーマンスが良い」(50.1%)がトップ。次いで「価格を抑えたい、安いものを買いたい」(45.0%)、「その商品が気に入っている」(33.0%)、「味や品質、機能などが優れている」(23.9%)と続いた。
PB商品を購入したい人からは「コロナ禍や値上げラッシュで家計がキツくなり、試しに買ったプライベートブランド商品。『安かろう悪かろう』のイメージを覆された。自分好みの良い商品がたくさんある」(女性51歳)、「コンビニスイーツなどは味も良くこだわりがあるので」(女性38歳)などの声があった。
一方、購入したいと思わない人からは「どんな原材料を使用しているか不安だから」(女性49歳)、「品質や味に信頼が持てない商品に、お金を払いたくないから」(男性51歳)といった意見があった。
インターネットを使った調査で、全国の男女9774人が回答した。調査期間は22年12月1日〜5日。
関連記事
- トヨタは日本を諦めつつある 豊田章男社長のメッセージ
日本の自動車業界は今後どうなるのか。タイトヨタの設立60周年記念式典、およびトヨタとCPグループとの提携に関する発表から、未来を展望する。 - 「サクマ式ドロップス」製造元が廃業に追い込まれた、これだけの理由
「サクマ式ドロップス」を製造する佐久間製菓が2023年1月に廃業する。廃業の理由として、同社は「コロナ」と「原材料高騰」の2つを挙げているが、本当にそうなのか。筆者は違った見方をしていて……。 - 「マルチ商法の優等生」アムウェイは、なぜこのタイミングで“お灸”を据えられたのか
日本アムウェイ合同会社に対して、消費者庁が勧誘などの一部業務を6カ月間停止する命令を出した。「昔から同じようなことをやっているのに、なぜ今なの?」と思われたかもしれないが、どういった背景があるのか。さまざまな憶測が飛び交っていて……。 - ちょっと前までブームだったのに、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか
どうやら「高級食パン」のブームが終わるようだ。最近、さまざまなメディアがこのように報じているわけだが、なぜ「高級食パン」への風当たりは強いのか。その背景には、2つの理由があって……。 - 「田園都市線」は多くの人が嫌っているのに、なぜ“ブランド力”を手にできたのか
「通勤地獄。なぜあんなところに住むのか」――。SNS上で「東急田園都市線」が批判されている。街は整備されていて商業施設もたくさんあるのに、なぜこの沿線をディするのか。その背景に迫ったところ……。 - 『サザエさん』『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』――最も高い家に住んでいるのは? 査定してみた
国民的アニメの主人公は、どんな家に住んでいるのでしょうか? 『サザエさん』『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨンしんちゃん』の自宅を査定したところ……。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.