結婚で妥協できる条件 3位「家柄」、2位「身長」、1位は?:400人にアンケート
記念日プロデュース事業を展開するアニヴェルセル(東京都港区)は、全国の20〜30代の既婚男女を対象に「恋愛・結婚意識」に関する実態を調査した。交際・結婚をする場合に妥協できる条件を聞いたところ、1位は「学歴」(36.8%)だった。
仕事に役立つ調査データ:
消費者の傾向、若者の価値観、働き方の変化――このコーナーでは、ビジネスパーソンの働き方や企業の戦略立案に役立つようなさまざまな調査データを紹介していく。
記念日プロデュース事業を展開するアニヴェルセル(東京都港区)は、全国の20〜30代の既婚男女を対象に「恋愛・結婚意識」に関する実態を調査した。交際・結婚をする場合に妥協できる条件を聞いたところ、1位は「学歴」(36.8%)だった。
交際・結婚する場合に妥協できる条件は?
2位は「身長」(35.1%)、3位は「家柄」(28.4%)、4位は「ファッションセンス」(27.6%)、5位は「職種」(26.4%)だった。
「学歴」「身長」は、かつて「3高」(高身長・高学歴・高収入)と言われ、重視されてきた要素だが、時代とともに価値観が移ろいつつある様子がうかがえる結果になった。他方で、内面や価値観の一致を重視する傾向が結果に表れている。
交際相手に求める条件は?
交際する場合に相手に求める条件を尋ねたところ、1位は「優しさ」(64.7%)、2位は「人柄」(63.0%)、3位は「相性」(61.1%)と続いた。
結婚する相手に求める条件も、1位「優しさ」(63.0%)、2位「人柄」(60.3%)、3位「相性」(58.7%)となり、交際する相手に求める条件と同じ順位となった。
2013年の調査で「交際・結婚する相手に求める条件」を聞いた際は、「性格が合うこと(相性)」「思いやりを感じること(優しさ)」「癒されること(包容力)」がトップ3となった。
このときは「収入が安定していること(今回の調査では9位の「経済力」)」が5位にランクインしており、結婚に対する価値観が大きく変化していることがうかがえた。
婚姻件数をめぐっては、コロナ禍も相まって、減少傾向が続いている。厚生労働省の人口動態調査によると、2020年の婚姻件数は前年から約7万組減の52万5507組。21年(速報値)も51万4242組で減少傾向が続いている。コロナ禍による出会いの場の減少などが影響しているとみられる。
調査は、全国の20〜30代の既婚男女を対象に、インターネットで行った。期間は22年4月7〜8日、有効回答数は416人。
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