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「こんなものまであるの!?」で大ヒットの冷凍自販機「ど冷えもん」 パチンコ店の意外なニーズとは長浜淳之介のトレンドアンテナ(6/6 ページ)

冷凍自動販売機「ど冷えもん」が売れている。販売台数が2022年10月末までに5000台を突破。支持される理由は「非接触」以外にもあった。

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ビジネスの広がり

 ど冷えもんはサンデンRSでの直売と、代理店を通しての販売と両方のルートがある。代理店の中には、パック・エックスのように冷凍食品の開発も行って、付加価値を付けて販売する企業もあって、ビジネスの広がりも魅力である。


ギョーザ、ラーメン、スイーツの自動販売機が並ぶ風景

 コロナ禍から通常の営業に飲食店が戻っていく中で、ど冷えもんの役割も店内飲食の代用から変質していくと考えられる。パチンコ店の飲食ニーズを開拓した事例からも、ど冷えもんのような冷凍自販機は、飲食店やコンビニの空白地帯を埋めて、さらに普及していくのではないかと期待している。


牛タン・焼肉の自販機

とんかつ、エビフライ、カキフライの自動販売機

豚タン、焼肉の自動販売機

馬刺しの自動販売機

ウナギの自動販売機

著者プロフィール

長浜淳之介(ながはま・じゅんのすけ)

兵庫県出身。同志社大学法学部卒業。業界紙記者、ビジネス雑誌編集者を経て、角川春樹事務所編集者より1997年にフリーとなる。ビジネス、IT、飲食、流通、歴史、街歩き、サブカルなど多彩な方面で、執筆、編集を行っている。著書に『なぜ駅弁がスーパーで売れるのか?』(交通新聞社新書)など。


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