2015年7月27日以前の記事
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タバコやスマホ時間、 グレーな私的行為は賃金控除の対象になるのか?  取り扱いと対応を解説休憩か? 労働時間か?(1/5 ページ)

タバコ休憩やメーク直し、スマホ休憩といったグレーな私的行為は、果たして労働時間なのか、休憩時間なのか。法的な観点から解説します。

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 「あの先輩はいつも就業時間中に職場を抜け出して、タバコを吸いに行くんです。私は1時間のお昼休憩しかないのにずるくないですか?」

 「職場でパンを食べていたらAさんに注意されたことがありました。Aさんはよくメーク直しをしていますが、メーク直しはいいのに間食はだめなのでしょうか」

休憩
就業時間中にタバコ休憩に抜け出す人(写真はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)
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何回もメーク直しをする人(写真はイメージ、提供:ゲッティイメージズ)

日常的な私的行為への不満

 このような就業時間中の行為はどれも職場でよく目にする光景です。日常的な私的行為について、従業員から質問されたとき、あなたならどう答えますか。タバコを吸いに行く人がベテランの従業員だったら、対応にも困りますよね。どうすればいいか分からず、触れずに放置しているケースもあるのではないでしょうか。

 SNSでもたびたび話題になりますが、現状を把握せずそのままにしていると、周囲の従業員のモチベーションに影響してくることがあります。今回はそんなグレーな私的行為について、労働時間と休憩時間の法的な観点を交えて解説したいと思います。

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